ザ・ビートルズ、「リボルバー」スペシャル・エディションから「トゥモロー・ネバー・ノウズ」(テイク1)を先行公開

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(C)Apple Corps Ltd.

10月28日に発売されるザ・ビートルズ「リボルバー」スペシャル・エディションから「トゥモロー・ネバー・ノウズ」(テイク1)の音源が9月30日から先行配信となった。

この曲はアルバムでは一番最後に収録されているが、「リボルバー」のためのレコーディング・セッションでは一番最初にレコディングされた。今回配信されるヴァージョンはスーパー・デラックスのセッションズ(CD2)に収録されているものとなる。

当時のこの楽曲のレコーディングではジョンの不思議なヴォーカル(回転するレズリー・スピーカーにマイクを繋いで録音した)や、画期的なテープ・ループ(ポールが“あ、あ、あ、あ、”と言っている声の速度を上げて、カモメの甲高い声のように加工した)にリンゴの轟くようなドラム・パターン、ジョージのタンブーラのドローン、それに逆回転のギター・ソロなどを合わせた。

この「トゥモロー・ネバー・ノウズ」は、ザ・ビートルズ、そしてポピュラー・ミュージックを新境地へと駆り立て、「リボルバー」が1966年8月5日に発売される前のインタヴューでポールは、『NME』紙にこう語っている。

「ぼくたちがこれをやったのは、個人としては、みんなから“前に聴いたことがある”といつも言われるような音作りをすることにうんざりしていたからだ」

「リボルバー」のスペシャル・エディションには、4月6日に行なわれたザ・ビートルズの「トゥモロー・ネバー・ノウズ」の最初のテイクと、正式なLPとして再度カットされる前に、少数のレコードにだけ使用されたモノラル・ミックスもフィーチャーしている。

「リボルバー」のスペシャル・エディションは、新たなステレオおよびドルビーアトモス・ミックスと、オリジナルのモノ・ミックスで登場。拡張版には、未発表のセッション・レコーディングやデモ音源、加えて「ペイパーバック・ライター」と「レイン」のEPも収録される。また、日本盤5CDボックスには購入特典としてB2ポスターが付くことも決定している。

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