新しい学校のリーダーズ、「無名ですけど東名阪福ワンマン」ファイナル公演をTSUTAYA O-WESTにて完遂

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「無名ですけど東名阪福ワンマン〜あいつの弱点パイナポー〜」ファイナル公演

2020年に88risingと契約、海外からの注目度上昇中の個性と自由ではみ出す4人組ダンスヴォーカルパフォーマンスユニット新しい学校のリーダーズ a.k.a.ATARASHII GAKKO!のワンマンライブ「無名ですけど東名阪福ワンマン〜あいつの弱点パイナポー〜」が10月16日に東京・TSUTAYA O-WESTで開催された。

東名阪福ツアーの千秋楽となった今回も「今を全力で楽しめ」など彼女たちのアティチュードを感じさせる直筆のお習字が飾られ、ステージはバックスクリーンにDJブースと4棟のバックライトというシンプルなセッティング。会場BGMには彼女たちがリスペクトするビースティボーイズの「サボタージュ」が選曲された。

ライブはSUZUKAの「東京。新しい学校のリーダーズ、始めます」という声から「席替ガットゥーゾ」でスタート。「最終人類」では、馬跳びなども盛り込んだ組体操ような振り付けで、SUZUKAの上履きが脱げてしまうパプニングも。ツアーファイナルとあって、彼女たちも気合い十分。彼女たちのテーマである「全力ではみ出していく」を全身で表現した。

前半は「恋文」「宮尾」などアッパーなナンバーで盛り上げ、中盤は「恋の遮断機」「雨夜の接吻」「狼の詩」で昭和の世界観を令和の感覚にアップデートし、さらにコント仕立てで見せていく器用さも披露しながらも、全力で歌って踊って演じるパフォーマンスで会場を圧倒。

ライブの後半では待望の新曲「PINEAPPLE KRYPTONITE」を披露。90年代にビースティ・ボーイズとともに活躍し、ハイファイなシーンへのカウンターとして、実験的でローファイなスタイルが注目されたキーボード奏者のマニー・マークがプロデュースしたナンバーで会場のボルテージは最高潮に。

クライマックスでは彼女たちのヒップホップな面を表現した「NAINAINAI」「Freaks」なども披露しグローバルな音楽シーンにアクセスする視野の広さも感じさせた。本編の最後には「迷えば尊し」、アンコールでは「ケセラセラ」を披露。全力以上の全力で15曲を駆け抜け、東名阪福ツアーを堂々と締めくくり、日本の新しい価値観を作る新世代の清々しさと底抜け勢いを十二分に感じさせる熱狂的な一夜となった。

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