高橋幸宏、80年代前半ソロワークに光を当てるリイシューシリーズ「ユキヒロ×幸宏 EARLY 80s」始動 本人コメントも公開
1972年のサディスティック・ミカ・バンドへの参加から50年近くにわたり、ドラマー、シンガー、コンポーザー、プロデューサーとして第一線の活躍を続けてきた高橋幸宏。彼がYMOの社会現象的ブレイクを経て、ソロアーティストとしてのアイデンティティーを確立した80年代前半のソロワークを振り返るリイシューシリーズが始動することが発表された。
11月24日発売予定の第1弾は「音楽殺人」(1980年)と「ニウロマンティック~ロマン神経症~」(1981年)で、CD/LP同時リリース。「音楽殺人」アナログ盤は初回発売仕様を可能な限り再現したカラー・ヴァイナルとなる。リマスタリングを砂原良徳、アナログカッティングを米国の名匠バーニー・グランドマンが手がける。今後第2弾、第3弾と続々と発売の予定。
また、これに先駆けて10月27日に発売されるコンピレーション盤「GRAND ESPOIR(グラン・エスポワール)」インナーに掲載される高橋幸宏のコメントから、一部が公開された。
高橋幸宏コメント
1980年代前半は、僕の音楽人生の中でも最も忙しく動いていた時期でした。その始まりはぴったり1980年の「音楽殺人」から。YMOが自分たちのサウンド作りに取り入れ構築していったものに、自分の世界観、そして大きく影響を受けていたニュー・ウェーブのテイストを加えた、そのとき一番やりたかったものを好きなように楽しく音にしたのが僕にとっての2ndアルバム「音楽殺人」でした。(中略)あの頃のことを伝えようとすると、いくら時間があっても足りません。(中略)今に続くレコーディング・スタイルや、音楽製作のやり方といったものが確立したのも、この頃、1980年代の前半だったのかもしれないな、なんてことを今になって思います。
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