『ERIS』第33号7/15発行、巻頭は松本隆が50年目に振り返る“「風街ろまん」の遠景”

アーティスト

松本隆

フリー(無料)の電子書籍版音楽雑誌『ERIS/エリス』第33号が7月15日に発行される。

巻頭は、“松本隆が50年目に振り返る「風街ろまん」の遠景”を掲載。1971年11月20日に発売されたはっぴいえんどの2ndアルバム「風街ろまん」が日本のポピュラー音楽に投じた波紋は、半世紀後のいまなお深く静かに広がり続けている。

当時はっぴいえんどのドラマー/作詞家としてアルバムのコンセプトを担った松本隆に、この名作が生まれたいきさつを聞いた。レコーディングの様子、歌詞やジャケットをめぐる逸話など、ロック黎明期の生々しいエピソードが多数。ビートルズや筒美京平への想いもふれられている。取材は当時「ニューミュージック・マガジン」(現ミュージック・マガジン)編集者だった北中正和。

さらにエリスならではの深くて楽しい記事も満載。ピーター・バラカンは、ダイア・ストレイツのマネジャー、エド・ビクネルのインタヴュー2万5千字を翻訳。エルヴィスやビートルズの登場から始まる英国音楽業界の裏事情が面白い。鷲巣功は唯一無比のサックス奏者キング・カーティスの“魅惑悶絶のムード・テナー”アルバム「君だけに愛を」(1968年発売)を当時の担当ディレクターの話しも含め解説。能地祐子は、米国のクラシック・シーンから“パンデミックだからこそ生まれた名演”YouTube映像トップ10を紹介する。

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