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玉城千春、沖縄の母校に実在する“命の樹”をモチーフに中学生たちと制作した新曲を本日配信

アーティスト

Kiroroの玉城千春が、自身の母校の沖縄・読谷中学校に実在する桜の木をモチーフに、読谷中の生徒たちと一緒に制作した楽曲「命の樹」を、本日7月7日に配信リリースした。玉城にとって10年ぶりのソロ作品となる。

17年前、病気で亡くなった読谷中の男子生徒のために植えられた同校中庭にある“命の樹”と名付けられた桜の木。2019年秋、親交のある読谷中学校の教諭から「命の樹」をテーマに、もうすぐ卒業を迎える当時の3年生と一緒に曲作りの依頼をされたのがきっかけで曲が生まれた。2020年3月以降、曲に何か足りなさを感じていた頃、出だしの「ここで生きてるよ 花を咲かせながら」のフレーズを男子生徒のご家族と相談しながら生み出し、2020年12月に完成させた。

「こんな時代だからこそ一人一人かけがえのない大切な存在なんだよということを伝えられたらいいな。振り返ると、湧き出る気持ちを届けたい、私の歌で誰かを勇気づけたいと思えたことが、中学3年生で母のために『未来へ』を初めて作った時と重なるんです。最近『命の樹』のような人になりたいと思うようにもなりました。そこにいるだけで人を励ましてあげられるから」と語る玉城千春にとって特別な思いを込めた曲となっている。なお、楽曲のアレンジはBEGINの島袋優が手掛けている。

玉城は、県内の小中学校を巡る特別授業「未来へ#いのちを歌おう」を7月中旬からスタートする。この楽曲は同プロジェクトのシンボルソングとなっている。

玉城千春コメント

2020年、母校読谷中学校(沖縄県読谷村)に植えられている1本の桜の樹をテーマに子ども達に(当時中学3年生)詩を書いてもらい、曲をつけていきました。
「命の樹」と名付けられたこの樹は、2004年病気で天国に旅立った松田拓哉さん(当時中学1年生)を偲んで植えられました。1月頃には花を咲かせ、子ども達を見守り続けています。
この曲ができてから 松田拓哉君のご家族とも交流していく中、ちゃんとレコーディングして残したい 子ども達に届けたい。と思い、沖縄で仕上げました。
途中、諦めそうになりましたが 偶然連絡をくれた BEGINの島袋優にぃにぃにアレンジをお願いし、やっとここまで来ました。
コロナ禍でできない事、がまんする事が増え、子ども達もとても気になります。そんな中 私は沖縄で小・中学校をまわり、この命の樹を下手な演奏ですが私がピアノを弾いて歌い講話をしています。内容は正直大した事ないけれど、今私ができる事を完璧じゃなくてもいい、挑戦する姿を見てもらえたらと。お恥ずかしい事もありますが少しずつ動いています。
みんな みんな最高で特別で大切な愛。
大変な世の中になっていますができる場所でできる事を。私はゆっくりと歌っていきます。今このメッセージを読んでくれているあなたにもいつかどこかで会える日を。歌を届けられる日を夢みています。
命の樹、ぜひ応援して下さい。

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