SKY-HI・☆Taku Takahashi(m-flo)・tofubeatsら出演、延べ5,000人が視聴した「#ミライノサクラ」イベント開催レポート

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SKY-HI

“一生に一度の桜を未来へ”をテーマに、gloが新世代の音楽マルチメディアblock.fmと共に配信ライブ「#ミライノサクラ」を4月11日に開催した。

「#ミライノサクラ」は東京タワーを直上に見上げるロケーションから配信。会場には透過LEDを搭載したキューブ型のステージが設置され、SKY-HI・☆Taku Takahashi(m-flo,bloc k.fm)・tofubeats・ぷにぷに電機・RHYME SOの5組のアーティストが一夜限りのスペシャルなライブを行った。

イベントの模様はgloのインスタグラムアカウントから無料で配信され、延べ5,000人が視聴。また、配信会場には人数限定で招待された観客が各々の車で来場し、車の中でFM電波を通じて音楽を楽しむ「ドライブインフェス」形式で、ソーシャルディスタンスを保ちながらイベントに参加した。

少しずつ日が落ち始めた頃、MCの三原勇希と☆Taku Takahashiのオープニングトークからイベントがスタート。MC席として会場に設置されたオープンカーの運転席に三原、助手席に☆Takuが乗り込み、“思うように桜が楽しめなかった春の思い出に、音楽とデジタルお花見を楽しんでほしい”とイベントの趣旨が語られた。

最初に登場したのはネットを中心に注目を集めるシンガー/プロデューサーのぷにぷに電機。LEDにはキューブの中で歌うぷにぷに電機の映像と、楽曲の世界観を表現したVJ映像が重なるように映し出される。透明感のある演出がぷにぷに電機の淡い歌声ともリンクし、「君はQueen」「empties」などエレクトロとジャジーなサウンドが融合した楽曲でオーディエンスを魅了した。

続くプロデューサー/DJのtofubeatsは、東京タワーというロケーションを存分に活かしたシティポップなDJセットを夕暮れの会場に響かせる。角松敏生の「Tokyo Tower」Remixなど小粋な選曲から、後半は自らマイクを握り「クラブ」「水星」など代表曲を披露。東京タワーのライトアップと相まって、暖かくグルーヴィーな空間を演出した。

一転、エッジィなサウンドを響かせたのはシーンのトップを走り続けるプロデューサー・大沢伸一と詩人/ヴォーカリスト・RHYMEによるユニット、RHYME SO。RHYMEのボーカルとパンキッシュでクールなエレクトロサウンドが会場を包み、VJの映像とRHYMEのパフォーマスが重なり合い視聴者を引き込んでいく。代表曲「Fashion Blogger」のライヴ・アレンジ、そして「Just Used Music Again」は、最近解散を発表したDaft Punkのトーマ率いるStardust「Music Sounds Better With You」とマッシュアップさせるなど流石の演出に、観客は大きな拍手を送っていた。

「完璧なステージング」とMCの三原も絶賛したSKY-HIは40分をフルに使ったライブを披露。SKY-HIが放つ強いメッセージに視聴者の盛り上がりもピークに達し、コメント欄も喜びの声で溢れる。圧倒されるラップパフォーマンスはもちろん、KANYE WESTの「Powe r」やBeastie Boysの「Ch-Check It Out」、さらにはNirvana「Smells Like Teen Spirit」まで往年の名曲をマッシュアップするなど、SKY-HIらしいサービス精神と遊び心を感じさせるステージだった。

イベントの最後を飾るのは☆Taku Takahashi。m-flo作品ではお馴染みの矢島正明によるイントロから宇多田ヒカル「DISTANCE(m-flo remix)」でスタートし、ハウス、エレクトロ、ヒップホップからドラムンベースまで縦横無尽の“らしさ”溢れるDJセットを披露。ラストは宇多田ヒカル「桜流し」のRemixで今年のお花見を締めくくり、視聴者は春の儚さと未来への希望を噛み締めていた。

エンディングでは出演者からの“10年後の自分へのメッセージ”を披露。「#ミライノサクラ」のコンセプトでもある“未来への希望”と共に、折りに触れLEDに映し出されたデジタルの桜は美しく会場を彩り、明るい未来を照らすようだった。

イベント終了後も、SNSではライブの興奮や感想を綴ったコメントが溢れた。「#ミライノサクラ」アーティストライブ映像は@glo.japanのインスタグラムアカウント IG TVにて4月17日〜5月9日公開。なお、IG TVは期間限定公開となっている。

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