のん、監督・主演映画『Ribbon』場面写真・特報解禁

アーティスト

©「Ribbon」フィルムパートナーズ

監督のんによる、初の劇場長編作品『Ribbon』の場面写真と特報が解禁された。

のんが監督を務めるのは、YouTube Original「おちをつけなんせ(2019年)」に続き、2作目。本作品は、多くの卒業式がなくなり青春を奪われていく学生たちの悲しみを目の当たりにしたのんが、世の中の擦りきれた思いを少しでもすくい上げたい、という思いで企画されました。脚本も手がけ、のんらしい元気とエナジーで、美大生がアイデンティティを自らの手に取り戻す作品になっている。

のん発案の“リボンアートによる感情表現” にも注目。主人公の様々な感情の流れを、カラフルなリボンで表現。時には鋭く尖り、時にはしなやかに踊るようなリボンの動きを、『シン・ゴジラ』監督・特技監督の樋口真嗣、准監督・特技統括の尾上克郎の豪華タッグで実現。圧巻のリボン特撮表現となっている。

のん コメント

昨年、新型ウイルスが蔓延し始め、私自身が主催する音楽フェスを開催直前に中止の決断をしました。
あの時の悔しさは忘れられません。
そして、1度目の緊急事態宣言による自粛期間を過ごしながら、音楽や映画や舞台などのエンタメや芸術の優先順位が下がっていくのをひしひしと感じていました。
その中で改めて気付けたことは、自分は見てきたエンタメや音楽やアートによって支えられているということです。どんどんその思いが強くなって、いてもたってもいられず脚本を書き始めました。
作品の主人公を自分の憧れである美大生にしようと決めてコロナ禍の美大生の方たちの状況を調べ始めました。そして、美大生の方たちの卒業制作を取り上げた記事を見つけました。
そこに書かれてあった「時間をかけて作ったものがゴミのように思えてしまった」というインタビューが、あまりに衝撃的で。自分の悔しさにも共鳴して膨れ上がって、この無念をなんとか晴らしたいと、脚本を書き進めていきました。
コロナ禍で擦り切れた思いを、少しでもすくい上げるような映画になったら…。
心を込めて作った映画です。みなさま、ぜひお楽しみにしていただけたら嬉しいです。

関連タグ

オススメ