ももクロ 百田夏菜子、ヒロイン役を務める映画『すくってごらん』でピアノレコーディングに初挑戦

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(C)2020映画「すくってごらん」製作委員会 (C)大谷紀子/講談社

3月12日に公開となる、尾上松也初主演、ももいろクローバーZの百田夏菜子が初のヒロイン役を務める世界初“金魚すくい映画”『すくってごらん』で、百田夏菜子がピアノレコーディングに初挑戦していたことが分かった。また、百田のピアノ演奏シーンが散りばめられた予告映像も解禁となった。

今回、百田夏菜子は、ピアノを弾くことが大好きな生駒吉乃を演じるために、初めてピアノに取り組んだ。「指一本で鍵盤を叩くくらいはやったことがありますが、ここまで本格的に演奏したことは初めてで、先生について基礎から徹底的に教えていただきました」。そして「難しい反面、楽しくて、撮影が終わってからも続けています」と今もピアノを弾いていることを明かした。

ピアノを弾くことで音楽とのかかわりにも変化があった。「ピアノをきっかけに普段やってる仕事、音楽というものをもっと細かく勉強しはじめました。ピアノに触れたことによって今までやってきたこととつながった部分もありますし、もっとここを勉強しないと、勉強したいなということにたくさん出会え、私の人生ですごく大切な時期になりました」と振り返る。

本作で初挑戦したのはピアノだけではなかった。百田夏菜子として歌うのではなく、生駒吉乃という役で歌うことだ。吉乃の歌として普段の百田とは歌い方を変え、真壁幸紀監督は、「ワンフレーズずつ、吉乃が歌っているかどうかを百田さんと確認しながら、丁寧にレコーディングしていきました」とレコーディングの様子を語った。

百田は「レコーディング中、気づかないうちに百田夏菜子の要素が出ていると指摘されることもあり、「そのおかげでどういうふうに歌うと私っぽく聞こえるか自覚することができました。今回は、私らしさをすべて削ぎ落として歌ったときに出る声を聞いていただきたいです」と何度もトライした結果、納得できる歌声に辿り着いたようだ。

主題歌となる「赤い幻夜」も生駒吉乃名義で歌唱を担当し、作品に華を添えている。ピアノのレコーディングも初めてだったため、最初、本編で使われるピアノの音はプロが弾いたものに差し替える予定だったが、百田自身のレコーディングへ変更。撮影時の百田の演奏の素晴らしさから、音も百田の音にしたほうが伝わる、との判断だった。

歌のレコーディングには慣れている百田だが、撮影終了後も初のピアノレコーディングに向け練習を重ね、さらにブラッシュアップした演奏を披露している。

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