H ZETTRIO アルバム「RE-SO-LA」ツアー千秋楽代替公演が大盛況、次回からは新たなステージへ

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Photo by Yuta Ito

H ZETTRIOが10月3日東京・葛飾区にある、かつしかシンフォニーヒルズのモーツァルトホールで「H ZETTRIOのモーツァルトに会いたくて 2020!RE-SO-LAな夜」と題した公演を無事終了させた。

また、その模様は生配信され、全国各地の視聴者も集め、H ZETTRIOのアンサンブルに飢えていたファンのハートを熱く刺激する一夜となった。

同公演は新型コロナウイルスの影響で不本意にもほとんどの開催が中止となってしまった RE-SO-LAツアーへの想いがまだメンバーの中にあったことが、公演タイトルの「RE-SO-LAな夜」というネーミングに見て取れる。その想いを東京の夜をRE-SO-LA 色で包み込む事で完結させ、新たな展開への第一歩となるケジメの公演となった。

会場は入場制限を設け、混雑した状況を生まないよう工夫をしながら開演。ステージにメンバーが登場すると満場の拍手が湧きおこり、本年5月にリリースされた「負けるなチャンプ」がいきなり館内のボルーテージをあげる。さらに元旦にリリースされた「New Design」のイントロが流れる。デストーションがかかった独特のメロディが響くと、どんな夜になるのかというワクワク感が客席から伝わった。続く「情動」はピアノとドラム、ベースが熱く絡み合う演奏で会場を神秘的な雰囲気で包み込んだ。

「炎のコンテクスト」で繰り広げられたそれぞれのソロパートがこの夜をより深いものにしていく。続いて 8月リリース「TOKYO」が会場に響くと世界感が移り変わっていくトリッキーなメロディに、また違う夜を見せ、「距離」では繊細なメロディが時の流れをゆっくりと感じさせた。代表的なナンバーになった「Neo Japanesque」と「Workout」の2 曲はアップテンポでスピーディーな激しい夜へと会場をリードしていく。

ここで 10月1日にリリースしたばかりの新曲「Never Ending」をLIVEで初披露。「Den-en」ではピアノの美しいメロディーとドラム、ベースで壮大な景色が表現されていて、往年の映画のワンシーンに紛れ込んでしまったかのような感覚をおぼえた。その後「NIRE The Bassman」。ベースのH ZETT NIREが奏でる力強いプレーに圧倒させられ、「Z界のテーマ」「祭りじゃ」「Birds Fly」と畳み掛け、最後は「気分上々-Woo–he!!-」を演奏。ここまで様々な夜を奏できった彼らと会場が一体となり終了した。

アンコールでは、「beautiful flight」を演奏。会場が大きな拍手に包まれている中、幕が閉じた。生配信はここまでだったが、来場者だけのサービスを忘れる彼らではない。三度ステージに 3 人が登場し、熱狂のダブルアンコールが始まる。メンバーによるトリオの掛け声とともに「TrioTrioTrio!!!」を披露。最後は代表曲の「Dancing in the mood」で幕を閉じた。

心地よい秋の風に身をまかせて観客は会場を後にしたが、これで H ZETTRIOの今年のLIVE は終わりではない。次回からはやっと新たなステージへ。日本国内における「時代を超えた名曲」を、スピード感溢れる独創性豊かなアレンジでカバーするテレビ番組「SPEED MUSIC ソクドノオンガク」から番組発のLIVE/EVENTが 11月6日に神奈川・パシフィコ横浜にて開催される。

そしてさらに12月19日・20日には東京建物Brillia HALLで「H ZETTRIO年末大演会 2020 先駆け 2021 トリオピック前哨戦」と題した単独公演が開催される。

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