コブクロ 32枚目となる新曲「灯ル祈リ」MVを公開、注目の若手女優・中村ゆりかがキャスト出演

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コブクロが、10月14日リリースする通算32枚目のシングル「灯ル祈リ」のミュージックビデオが公開された。

今作「灯ル祈リ」は福士蒼汰が主演を務めるカンテレ・フジテレビ系全国ネットで9月22日より放送スタートした「DIVER-特殊潜入班-」の主題歌に起用されている。

ミュージックビデオではコブクロとしては初となる女性監督・松永つぐみとのタッグで企画され、キャストにはドラマでの熱演も記憶に新しい中村ゆりかが出演し、楽曲のテーマでもある〈条理・不条理〉の世界観を演出している。

スタジオ内にはそれぞれ異なるシーンの部屋がセットされ、三者三様の生活が垣間見える。一人は見るからに浮浪者の装いを纏い、汚れた手でタバコに火を灯す。一人は優雅な暮らしぶりを覗かせ、明日の幸せを願うことを忘れた顔で、豪勢な食事に手を付ける。そして、もう一人は中村ゆりかが演じる女性主人公。

シーンの途中には様々な不条理を感じる演出が細かく詰め込まれており、中村ゆりか演じる主人公が〈枯れた花に水をあげる〉シーンでは、枯れた花に水をやり続ける希望と、矛盾した行為に不条理が表現されている。

また、3人が生活しているそれぞれの部屋を、自らの心の中の世界に置き換えられ、殻にこもって葛藤する様を中村ゆりかが頭を抱え、もがき、外の世界へと希望を求め駆け出していく。

希望の「祈り」は、灯火に模したライティングによって優しく導かれ、それをバックにコブクロの二人が力強く、寄り添うように「光 注ぐ願いは」と歌い上げるシーンでは救いの象徴として描かれている。

世に存在する光と影、楽曲のテーマでもある条理と不条理の絡み合う世界観を見事に創り上げた今作は、時代へのメッセージを叩きつけた作品となっている。

松永つぐみ監督 コメント

今回単に綺麗な世界観で終わらずに、美しいものの裏側であったり、
普段フォーカスがあたらないような社会の部分を表すため様々な状況下で生きている人々を三つのシチュエーションで表現しています。
それぞれ3人の生活は違えど、各々が心のなかで希望を抱いていて、
今回はその切望している”希望”を”灯”に置き換えて、三人がそれぞれ灯(希望)を求めて生きている様子を描きたいと思い創りました。
裕福だからといって幸せということではなく、また、生活の豊かさが幸せに直結しているわけではなく、
それぞれの信念や価値基準によって幸せは計られるといった意味合いも込めています。
各々の中に沸々と存在している灯を、主人公を軸に描き、灯を切望して葛藤している様子の最後に、
3人それぞれが灯に当たって、生活自体は変わらずとも精神面で救いを受けたような意味合いを込めて、
少し抽象的ではありますが見て頂く方々が色々な解釈を持てるような映像を目指して創りました。

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