Apple Music、クラシック・ライブを自宅で楽しめる特集ページでヨーヨー・マなど貴重映像や音源を配信

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Apple Musicは本日6月26日、自宅にいながらにしてクラシックの生演奏のスリルや感動を体験できる特集ページ「クラシック・ライブ」を公開した。

Apple Musicのエディターが厳選した世界の著名なオーケストラやアーティストのライブ映像や音源の数々を、コンサートホールに出かけることもままならない昨今、自宅でリラックスしながら楽しめる内容となっている。

注目すべきは、世界トップのチェリスト、ヨーヨー・マによる限定演奏だ。ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」の作品「Going Home」(邦題:家路)を自宅でソロ演奏した貴重映像で、Apple Musicで初のストリーミング公開となった。ヨーヨー・マは、「私たちがこれまで以上に今最も必要としているのは心の糧です。Apple Musicの『クラシック・ライブ』は、どこにいようとも、音楽家がオーディエンスの皆さんに音楽体験を共有することができる場であり、今回参加させていただけて大変光栄です」とコメントした。

その他にも、数々の限定演奏が公開された。ジョージア出身の若手ピアニストで世界的奏者の地位を確立しているカティア・ブリアティシビリは、ベルリン郊外の森の中で「Motherland Live – Concert in the Woods(Visual Albumm)」を演奏。イギリスの指揮者ジョン・エリオット・ガーディナーは、イングリッシュ・バロック・ソロイスツを率い、ヘンデルの「セメレ」から6つの音楽劇を演奏。イギリス、リヴァプール出身のピアニスト Paul Lewisは、ベートーヴェンの名曲「Bagatelle in A Minor, WoO 59 ‘Für Wlise”」を演奏。そして、ドイツのソプラノ歌手アンナ・プロハスカは、ロックダウン中のベルリンで、バロック・アンサンブルのLautten Compagneyと共に、最新アルバム「Bach: Redemption」からバッハの作品を披露した。

また、世界最高峰のコンサートホールで収録されたライブ映像や音源の数々も公開されている。ロンドンのヴィグモアホール、ニューヨークのカーネギーホール、ロンドンのロイヤル・オペラ・ハウスなど、全クラシックファンが憧れる殿堂で収録された数々のライブ音源や映像は、自宅に居ながらにしてコンサートホールの客席に座っているかのような感動を味わえるだろう。また、「ライブ:ロンドン交響楽団」「ライブ:ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団」「ライブ:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団」「ライブ:ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団」「ライブ:ハレ管弦楽団」「ライブ:フィルハーモニア管弦楽団」など、世界トップのオーケストラによるライブ映像も必見だ。

この特集ページは、かねてからのクラシックファンにとっては、ストリーミングによって様々な作品を深く掘り下げて楽しめる場であり、クラシックをもっと知りたいけれど敷居が高いと感じている初心者にとっては、気張らず気軽に楽しめる場となるだろう。なお、内容は随時更新される。

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