MUCC、アルバム「惡」アートワークと収録曲解禁 毎週限定映像の公開も

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MUCC

先日、発表になったMUCCの15枚目のアルバム「惡」のアートワークと収録曲の詳細が発表となった。

全16曲のうち、新曲は11曲。

既発の「アメリア」「My WORLD」は、メンバー40歳を記念して開催されたツアー「MUCC BIRTHDAY CIRCUIT 2019『40』」にて、メンバーが各々作詞作曲した新曲を自分の誕生日公演に会場限定でリリースしたバースデーシングル。

「生と死と君」は、2018年有期限活動休止から復活したMUCCメンバーがそれぞれ作曲した4曲を収録したシングル「時限爆弾」に収録されたミヤ曲。

「自己嫌惡」「COBALT」は足掛け3年かけて全国47都道府県を巡った収監ツアーシリーズにて会場限定で販売されたデモテープシリーズの曲を今回新たにレコーディング、既発曲は(惡MIX)と題して、書き下ろしの曲と合うようにミヤがMIXし直している。

また、「スーパーヒーロー」は、2018年「MUCC 2018 Lock on snipe Tour #2「四国型収監4days」」にて初披露され、ファンからの人気も高く待望の音源化。

「海月」は、期間限定メンバーとしてツアーに同行していたキーボードの吉田トオル作曲。カヴァー曲を除いてMUCCに外部の人が曲を書くのは史上初。この曲は、2020年ツアー「壊れたピアノとリビングデッド収監 Japan Tour GRAND FINAL 〜収監始まりの地で大団円〜」にて一足早く披露されていた。

「惡-JUSTICE-」「目眩 feat.葉月(lynch.)」「DEAD or ALIVE」「アルファ」の4曲は、長く続いた収監ツアーを終えた後に各メンバーが新たに書き下ろした曲。「目眩 feat. 葉月(lynch.)」には、盟友lynch.のボーカル葉月が、ゲストヴォイス&スクリームとして参加しているとのこと。

音楽的な側面で言えば、ラウド、ミクスチャー、パンク、オルタナ、フォーク、ポップス、EDM、ゴス、サイコビリーなどなど、ロックに取り込むことのできる要素は全て詰まったとも言える楽曲が出そろい、激しい曲からスローな曲まで幅広い奥行きのあるサウンドは、ミヤがこだわりのMIXを施した全16曲。

前作の「壊れたピアノとリビングデッド」は、バンドが録り貯めていたデモ音源から派生し、「過去の自身の亡霊たちを掘り起こしてのリメイク楽曲を揃えた」とも言えたアルバムでもあったが、そこからは一転。今作の「惡」は、「その悪夢から目覚めて、現実社会や自身とも向き合った楽曲たちを揃えたアルバム」とも言えるだろう。

MUCCが現代社会における「惡」と真正面から向き合いつつ、メンバーそれぞれが「リアルタイムで自身が感じた感情」を楽曲や歌詞に込めた意欲作をぜひ体感して欲しい。

またアートワークは、デザイナー鈴木知一。

「絵画×ドローイングメッセージ」という全く新しい組み合わせのデザインの提唱や平面の世界を越えた空間ディレクションのプロジェクトも現在進行中であり、常に既存概念にとらわれない新しい価値をデザインを通じて世の中に発信し続けている。

今回のジャケットのイラストは何を意味しているのか?

このアルバムは、3形態で発売され、一般流通の初回生産限定盤、

通常盤の他にファンクラブ会員限定のLPサイズ仕様のものも発売となる。さらに、このアルバムにはある’秘密’が隠されているとのこと。それはこの作品を手に入れて探してみよう。

6月21日には、神奈川に新設されるぴあアリーナMMで「蘇生」と銘打ったライヴを開催、3月25日正午より、6社合同でプレイガイド先行予約もスタートする。アルバムを引っ提げてのアリーナ公演でもあり、新たなコンセプトで行う大型ライヴに期待が高まる。

そして、ニューアルバム発売とぴあアリーナMM公演に向けて、MUCC YouTube Channelがリニューアル。これを記念して、同チャンネル上にて3月25日21:00から毎週連続にて「MUCC YouTube Channel スペシャルプレミア公開」が開催される。

この企画では、過去の希少ライヴ映像の全編公開や、メンバーによるスペシャルコンテンツが“一度きり”限定上映されるとのこと。何が公開されるかは公開されるまでわからない、なんともMUCCらしい企画となっている。

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