米津玄師、紅白に徳島から生中継で初出場 テレビ初歌唱

撮影：Taro Mizutani

2018年3月14日にリリースされた米津玄師「Lemon」。このたび、第69回NHK紅白歌合戦に白組で初出場し、徳島県からの生中継でテレビ初歌唱を行うことが決定した。紅白歌合戦において徳島県からの生中継は史上初となる。

本来、出演する予定はなかったが、NHK側からの粘り強い交渉で「米津玄師の出身地である徳島からの生中継」という提案があり、急遽出演する運びとなった。これまでTVのインタビュー・VTR出演などはあったが、TVでの歌唱および生出演は初となる。

今回、歌唱予定楽曲である「Lemon」は、TBSドラマ「アンナチュラル」の主題歌であり、“ドラマの為の楽曲”として、昨年12月に制作を進めていた。ドラマ側の希望で「亡くなった人を想う曲」として制作をしている最中、米津の祖父が他界した。

結果として「あなたが居なくなって悲しい」という気持ちを吐露するような楽曲になりドラマ側にも受けいれられたことで、多くの人に聴いてもらえる曲に育った。

祖父の他界から1年後となるこの12月の大晦日に、自身の故郷、そして、祖父の生きていた土地・徳島で、この曲を歌う事の意味を感じることが出来たため、この度のオファーを受けるという結論に達したとのこと。