和楽器バンド 初の横浜アリ公演をWOWOW独占生中継、「大新年会」見どころをインタビュー

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和楽器バンドが、1月27日にバンド初の横浜アリーナ公演を実施する。本公演をWOWOWで独占生中継することが決定、今回の「大新年会」の見どころをインタビュー形式で語っている。

――2017年の和楽器バンドはどんな1年でしたか?

町屋(Gt):ライブが多かったですね。ホールツアーが18ヵ所もあったし、アルバムを2枚も出したので、これまで以上にたくさん活動した1年でした。

蜷川べに(津軽三味線):その前の年はアメリカとか海外に行く機会も多かったんですけど、2017は日本の方々に和楽器バンドを知ってもらう年になったと思います。

――特に印象に残った出来事はありますか?

いぶくろ聖志(箏):いま僕が思いついたのは「シンクロニシティ」のPVかな。今までとガラッと手法を変えて、物語性を強くしたPVなので、チャレンジでもあったし、僕らの演奏シーンと役者さんの演技のシーンが半々で入る作品なので面白かったですね。

鈴華ゆう子(Vo):曲調でも新しいですしね。この曲はたぶん大新年会でやると思うので、WOWOWでは初披露するところが見えちゃうかもしれないです(笑)。

――2017年は初のベストアルバム「軌跡」のリリースもありました。

鈴華:これまで私たちはメディアに露出するのを控えてきたんです。見た目の派手さもあって、イロモノに見られがちなので、まずは自分たちのバンド力を高める活動に力を注いできてたんですね。それを4年間続けてきて、国内外でのライブも経験したことで、和楽器バンドっていうジャンルができあがってきた実感もあるので。それで、このタイミングで改めて私たちの名刺代わりの1枚としてベストアルバムを出したんです。

――今後は日本での露出が増えてくる予定ですか?

鈴華:そうですね。日本のバンド=和楽器バンドっていうのを認知していただきたいですし、その最初の一歩が今回のWOWOWの生放送でもあるんです。

――今回WOWOWで放送されるのは、和楽器バンド恒例の大新年会です。今年は過去最大規模の横浜アリーナで開催されるということで、どんなライブになりそうですか?

山葵(Dr):広い場所ならではのパフォーマンスとか演出ができたらと思います。ぜひ、総合エンターテイメントとして楽しんでもらいたいです。

神永(尺八):事前に会場を見に行ったときに“広いな”とも思ったんですけど、“あ、ちゃんと届けられるな”とも思ったんですよ。ちゃんと2017年までに培ってきた経験があるので、その大きさに圧倒されずに、自分の力を発揮できる場にしたいです。

亜沙(Ba):一番最初の大新年会は渋谷のClubasiaというライブハウスだったんですけど、そこからキャパを大きくして、2016年には武道館もソールドアウトして、和楽器バンドは武道館アーティストの仲間入りしたんです。それが今度はアリーナアーティストにも名前を連ねることになるので、それに恥じないようなライブをしたいですね。

――今回、大新年会のタイトルを「明日への航海」にしたのは、どんな想いがあるんですか?

黒流(和太鼓):ここから新しい大海原に出ていくという意味です。和楽器バンドは今まで前例のないバンドなので、どうなるかわからないまま5年間走ってきたんです。でも初めてベストを出すことになって、自分たちの後ろを振り返ったら、そこに道ができてた。だからベスト盤は「軌跡」っていうタイトルにしたんですけど。そのあとの大新年会なので、ちゃんと次の和楽器バンドを見せないといけないと思ってます。

蜷川:今回は新しく演出家さんにも入っていただいて、今までやったことがない新しい試みも取り入れたいと思ってるので、ベストアルバムを出した集大成にもしたいですし、ここから新しい出発になるような面白い実験もしていけたらと思います。

鈴華:たぶん「今まで見たことがない!」っていうことができる気がしてるんです。ライブは生き物なので、正直、自分たちの新しいチャレンジを生放送で見せるのは、勇気がいることでもあるんです。でも、ありがたいことに横浜アリーナはチケットが完売していますので、来られない方はぜひWOWOWで私たちのライブを体感してほしいと思います!

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