Angelo、12周年アニバーサリーライブ終幕 「常に超える。来年も再来年も」

Angeloの12周年アニバーサリー公演「Angelo 12th Anniversary『EXPOSE THE CORE』」が毎年恒例となっている「天使の日」＝10月4日に東京・豊洲PITで開催され、この記念すべき日を祝うべく、今年も満員のオーディエンスが集結した。

「シナプス」での幕開けから、様々な場面を経ながらアンコールを含む全24曲が披露されたこの日。特筆すべき点は、11月14日リリースのニューアルバム「RESONANCE」に収録される新曲が初披露されたこと。ライブ中には明らかにされなかったが、タイトルは「CREVASSE」だという。

「当然、君たちは初めて聴く曲ですが、あえて言う。暴れろ！君たちくらいのレベルになれば、リアルタイムで次を予測できるでしょ？」とのキリト（Vo）の言葉に、オーディエンスは抜群の適応力を見せ、満場の拳で応戦したのだった。

また、記念日であること、そしてAngeloとしては約2ヵ月ぶりのライブということもあってか、キリトの比較的自由度の高いパフォーマンスと、数々の発言も印象に残るものだった。

「前しか見ていないので、過去のことはあまり覚えていませんが、それでいいと思います。これから何をするかが重要です。若さの秘訣は、前だけを見ること、今の自分を愛すること、今の自分をとても可愛いと思うこと。これからすごいよ？　全ての常識を覆します。常識、文化、流行…、いつだってそれをひっくり返す人がキチ●イと言われ、そういう人が時代を変えると信じてやってきました。これからも普通にそういうことをやりますので、付いて来られますか？」

「また凄いアルバムが出来ました。昔の自分より今の自分がやっている音楽のほうがカッコいいと思っています。そしてAngeloは毎年それを更新し続けてきたバンドです。そう思えるから続けられるんです。もう過去の自分を超えられないと思ったら止めます。いつかダメになる時が来ると思うだろ？来ないんだよ。いつも素敵ですみません！常に超える。来年も再来年も」

Angeloはニューアルバム「RESONANCE」リリース後、11月15日東京・TSUTAYA O-EASTを皮切りに来年1月4日、5日東京・マイナビBLITZ赤坂まで、全17公演に渡る全国ツアーを行うことが決定している。

文：金多賀歩美