SHINee、東京ドームで開催した1日限りのファンイベントをWOWOWで放送

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SHINeeが、7月26日に東京ドームで1日限りのスペシャルファンイベント「SHINee WORLD J presents 〜SHINee SPECIAL FAN EVENT〜」を開催した。WOWOWでは、この模様を9月28日19:00より放送する。

今年2月、自身の日本活動の集大成となるドームツアー「SHINee WORLD THE BEST 2018〜FROM NOW ON〜」を完遂したSHINee。そんな彼らは今回、日本のファンへの感謝の気持ちを込めたスペシャルイベントとして、この企画を企てた。

なんと、この日のセットリストは、6月1日から10日までの10日間で、SHINeeの楽曲69曲の中から、人気投票を行って決めたもので、「Dance PERFOMANCE」「Member choice Ranking」「Ballad」「Favoriteソング」という4つのブロックで構成されてのライヴとなった。

この日のオープニングは、4人がアリーナから登場して登壇するという予期せぬ始まりであったことから、集まった5万5千人のオーディエンスは悲鳴にも似た大きな歓声を上げた。会場の中央にステージを置いた360度見渡せる作りのステージで、まずはトークからの始まりという、この日ならではの流れも、とても特別なものだった。

また、この日はリクエスト投票に基づいたセットリストでもあったことから、ヴィジョンにランキングが発表されながらライヴが進められていったこともあり、オーディエンスは、自分達が投票した楽曲が何位にランキングインしたのかを確認しながら楽しむことができるという、いつもとはひと味違ったライヴを堪能したのだった。

最初の部門「Dance PERFOMANCE」からライヴをスタートさせた4人は、リクエストの上位10曲の中から、2位の「Everybody」、3位の「Picasso」、そして1位の「Tell Me Your Name」を届けた。高く迫り上り、ゆっくりと動く透明な床のムービングステージの上で披露した「Tell Me Your Name」では、中央ステージの上に設置されたヴィジョンに、床下からのカメラアングルでセクシーな“床ダンス”が映し出され、オーディエンスは大きな歓声を上げていた。

2つ目の部門「Member choice Ranking」の1曲目はテミンチョイスの「Sherlock」。フォーメーションの素晴しさと男らしさを見せつけた「Sherlock」の後に続けて届けられたのは、オンユチョイスの思わず体を揺らしたくなるポップなリズムの「3 2 1」、フロアからのオーディエンスの掛け声がフックとなっていたキーチョイスの艶やかな「View」、阿修羅なダンス構成から始まった切れ味が魅力のミンホチョイスの「君のせいで」。

間髪入れずに届けられた4曲は、メインステージを軸としながらも、花道へ走り出しての激しいダンスもあり、ハードなステージングに全力を注いだメンバーは、「Dance PERFOMANCE」「Member choice Ranking」と続いたその特別なセットリストに息を切らしてきたほどだった。

後半戦では、「Ballad Ranking」と「Favorite song Ranking」部門が届けられた。

「Ballad Ranking」では、上位10曲の中から、5位に選ばれた「1000年、ずっとそばにいて…」と、3位の「Keeping love again」、そして1位に輝いた「Colors of the seasons」が届けられたのだが、そのランキングが意外だったり、自分の好きな曲が入っていることへの喜びだったりと、ファン達が選んでくれたランキングに4人は新鮮な感想をのべていた。時おり目を閉じて、歌詞を一言ずつ大切に噛み締めるように歌った4人の歌声に、静かに聴き入っていたオーディエンスの姿がとても印象的だった。

激しく歌って魅せる曲も彼らの大きな魅力であるが、美しいコーラスワークを届けるバラードも彼らSHINeeの武器。このブロックでは、そんなSHINeeの実力をしっかりと見せつけた時間となった。

「Favorite song Ranking」では、2位に日本と韓国のSHINeeのデビュー曲「Replay〜君は僕のeverything〜」がランクインする中から、9位の「LUCKY STAR」、4位の「To Your Heart」、3位の「Kiss Kiss Kiss」、1位の「Diamond Sky」を届けた。オンユとキー、テミンとミンホに別れて気球に乗って会場の隅々まで楽しませながら歌った「LUCKY STAR」と「To Your Heart」、トロッコに乗って会場をゆっくりとまわりながら届けた「Kiss Kiss Kiss」、メインステージに戻り、手でダイアモンド型を作るオキマリのダンスで盛り上げた「Diamond Sky」。このブロックで彼らとオーディエンスが作り上げた景色は、とてもあたたかな瞬間となった。

「Diamond Sky」で4人が背中合わせで円陣を組み、しっかりと手を結び合った景色からは、彼らがSHINeeとして深い絆で結ばれていることと、SHINeeとして強く前に進んでいこうとする堅い意志を伺わせるものだった。

そして、最後に新曲「Good Evening」「Sunny Side」「Our Page」「I want you」の4曲を披露。椅子を使ってもパフォーマンスが目を引いた「Good Evening」や、ファンのことを思って彼らが歌詞を書いたという「Sunny Side」や、ムービングステージの上で、スタンドマイクの前に静かに佇み、美しいハモリを聴かせた「Our Page」や、とても滑らかなダンスパフォーマンスと共に歌って魅せた「I want you」は、SHINeeというグループのエンタテイナーとしての振り幅と、スキルの高さを証明した時間であったと同時に、彼らの未来を提示していた時間であったとも言えるだろう。

ファンにとっても至れり尽くせりの特別な時間となった「SHINee WORLD J presents 〜SHINee SPECIAL FAN EVENT〜」は、メンバー4人にとっても、オーディエンスにとっても、忘れられない大切な時間となったに違いない。

この日の最後に、ファンからのサプライズで、スタンドに浮かび上がった“we are proud of you”(私たちは、あなたたちを誇りに思います)の文字を、4人はきっと胸に深く刻み込んだことだろう。

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