ゴスペラーズ、TBSラジオ「アフター6ジャンクション」を完全ジャック

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ゴスペラーズ「アフター6ジャンクション」

7月4日に51枚目となるニューシングル「In This Room」をリリースしたゴスペラーズ。これを記念し、リリース当日に、RHYMESTERの宇多丸がパーソナリティを務めるTBSラジオ「アフター6ジャンクション」、通称「アトロク」に生出演した。

「ゴスペラーズ・アトロク・ジャックデイ!」と題し、オープニングのタイトルコール(ゴスペラーズのハーモニーによるスペシャルバージョン)を皮切りに、3時間にわたる番組のあらゆるコーナーにメンバーが登場した。

まずは、「カルチャー最新レポート」に黒沢薫が登場。ハードコアカレーシンガーを名乗る黒沢が、今注目するカレー店「SPICY CURRY 魯珈(ろか)」を紹介。特におすすめの「ろかプレート」をスタジオで実食しながら、甘味と辛味の見事なハーモニーを音楽に例えて熱く語る黒沢。その美味しさと見事な解説で、カレー愛好家の宇多丸を唸らせた。

続いて、ゲストコーナー「カルチャートーク」には、メンバー全員で登場し、ニューシングル「In This Room」のリリースを報告。前作のシングル「ヒカリ」に続き、90年代のR&Bテイストを軸にしたラヴR&Bだが、前作のスウィートなテイストとは打って変わり、ゴスペラーズの中でも1、2を争う官能的なナンバーとなっている。

その制作秘話を経て、「ゴスペラーズ・アトロク・ジャックデイ!」の目玉コーナー、ミュージック・ゾーン「LIVE and DIRECT」へ。シングル「ヒカリ」を披露したあと、趣向を凝らしたアカペラコーナーが展開した。

まずは、2020年の東京オリンピックに向けて応援宣言をした「近代五種」の応援ソング「ひとり、で五つ」(「ひとり」の替え歌)。続いて、「この時間だと、もう始めている人もいるかもしれませんね」と「ウイスキーが、お好きでしょ」を一節歌い、「次は固有名詞を入れたアカペラを」と、RHYMESTERの「勝算(オッズ) session with ゴスペラーズ」を宇多丸とセッション。

実はこの日の打ち合わせで急遽、ゴスペラーズが「一緒にやりましょうよ」と無茶振りしたにもかかわらず、コンビネーションはバッチリ。水曜日のパートナー、TBS日比麻音子アナウンサーも大感激。しかし、この後、さらに感激の展開が。

翌日、25歳の誕生日を迎える日比アナに向けて、バースデーソングが贈られたのだ。まさかのサプライズに日比アナは「うれしい〜〜〜」とガチ泣きだった。「星屑の街」でアカペラコーナーを締めると、この日リリースのニューシングル「In This Room」を披露。

熱いパフォーマンスに、リスナーから「耳がとても幸せです」「ゴスペラーズの歌声で癒されてます。ライヴを聞いているような気分で、またライヴに行きたいです」「誤解を恐れずに言えば、ゴスペラーズ舐めてました。『In This Room』めちゃくちゃカッコよかったです」というメールも届いた。

「リスナーメール投稿コーナー」に村上と黒沢が参加した後、20時台の特集コーナー「ビヨンド・ザ・カルチャー」で再びメンバー全員が登場。この日の特集は、「アーティストはステージの上で、どんな音を聞いているのか?ライヴのモニター特集 feat.ゴスペラーズ」。

アーティストがライヴをする際、実は一番大事なのが、自分の声やオケを聞くモニター。モニター環境はアーティストによって様々な形式があるため、そのこだわりを聞こうというもの。

現在ゴスペラーズは、ステージ上に置くスピーカー型のモニター、通称「コロガシ」と、イヤフォン型のモニター、通称「イヤモニ」を併用している。ヴォーカリストが5人いる上、全員がリードボーカルとハーモニーの両方を担当するため、モニター環境はかなりシビア。

「イヤモニは5人それぞれの設定が違うんです」「アカペラの時は、ハーモニーのバランスを取るために、イヤモニを外します」といったヴォーカルグループならではの話に、宇多丸も日比アナも興味津々。さらに、イヤモニの発達による音楽シーンの変化や、ヴォーカルグループの存続論にまで発展し、第2弾、第3弾に期待をつなぐ内容となった。

番組完全ジャックの最後は、ゲストから番組にアドバイスをもらう「ザ・コンサルタント」のコーナー。ゴスペラーズの中でも、一番のアトロクリスナーである黒沢がアドバイス。そして「10月3日のニューアルバムリリースの時も、またゴスペラーズを呼んでください」というリクエストに、「全コーナー最高でした!また番組をジャックしに来てくれるかな?」(宇多丸)「いいともーっ!」(ゴスペラーズ)の掛け合いで締めくくった。

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