アミューズの第41期定時株主総会を開催、エドガー・サリヴァンとFLOWがライブパフォーマンス

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アミューズの第41期定時株主総会が6月23日に東京・両国国技館にて開催された。

毎年アミューズがプッシュしているアーティストがライブを行うことが恒例となっている第2部のイベントでは、MCを元日本テレビアナウンサーの山本舞衣子が務め、ライブパフォーマンスでは今年1月に10年ぶり2度目となる日本武道館単独公演を成功させた5人組ミクスチャーロックバンドのFLOWと、注目度急上昇中の新世代型エレクトロポップユニットのエドガー・サリヴァンが登場。

さらに2024年のオリンピック正式種目としても検討されているeスポーツで数々の世界大会優勝経験を持つネモ選手が登場し、試合のデモンストレーションが行なわれた。
 

アミューズ 第41期定時株主総会 2部イベント 山本舞衣子

第2部のイベントが始まると、「会場の皆様こんにちは!」との挨拶とともにMCの山本舞衣子がエレガントな白いワンピースで登壇。現在では山本をはじめ馬場典子、中村仁美、吉田知世といった局アナ出身のフリーアナウンサー計4人がアミューズに所属していることを紹介した。

そして「まずは益々活躍の場が広がってきている、新星ミュージシャン、エドガー・サリヴァンのライブをご覧頂きます!」の言葉のあと、イベントのトップバッターを務めるエドガー・サリヴァンの紹介VTRが流れた。今年から新体制となったエドガー・サリヴァンは、ボーカルの佐々木萌のパーソナルなリリックと歌声、ギターの坂本遥のオルタナティブなギタープレイが融合したハイ・ファイでキャッチ―なサウンドが魅力のバンド。
 

アミューズ 第41期定時株主総会 2部イベント エドガー・サリヴァン

1曲目の「今夜ステキになって」を堂々と歌い上げると、「めちゃくちゃ光栄です!身体を揺らして聞いてください!」という佐々木の掛け声で始まった2曲目の「BABY-Gを諦められない!」へ。ギターの坂本も一緒に歌唱を披露し、会場を盛り上げた。

MCでは、先日行なわれたアミューズフェスの楽屋で一緒になったPerfme、高橋優といった先輩たちに、今回株主総会に出演することを報告したところ、「みなさん5拍くらいおいて『がんばれ!』と言ってくれた(笑)。」というエピソードを披露し、会場の笑いを誘った。その後はメジャー1st EPに収録されている「Cry Me」をしっとり歌い上げ、「それではみなさんお手を拝借してもよろしいでしょうか!」の煽りと共に、アニメ『みだらな青ちゃんは勉強ができない』のオープニング曲になっている「WONDERFUL WONDER」で会場を盛り上げ、大きく爪痕を残すライブになった。

その後の山本舞衣子とのトークでは、初めて株主総会でライブを行なった感想を聞かれると、佐々木が「めちゃくちゃに緊張しました!」と話し、とても緊張した中でのパフォーマンスだったことを明かした。結成のきっかけに関して聞かれると、坂本が「萌ちゃんの歌が良かったのでギター弾かせてくれ!と口説きました。」と知られざるエピソードを披露。国技館でライブを行なった感想については、佐々木が「お昼にこの近くでちゃんこを食べたんですけど、お店で名力士たちのエピソードが流れていて。もともと光栄だったんですけど、神聖な場所だし、歴史のあるところなのでより身の引き締まる思いがしました。」と語り、さらに坂本も、「中々ここでライブできることはないので、感謝しております。」と感動をにじませた。

最後に株主の皆様へ向けて一言を求められると、坂本が「売れる!」と力強く意気込んだあと、佐々木も「EP『NEWS』もアスマートとかネットでも買えるので手に取っていただけるとうれしいです!」としっかりアピールし、令和の新時代を彩るバンドとしてますます期待が高まる締めくくりとなった。
 

アミューズ 第41期定時株主総会 2部イベント ネモ

続いてはアミューズが昨年から取り組んでいる新規分野のプロジェクト、eスポーツの発表へ。全世界的に注目が高まっており、競技人口も1億人超え、ビジネスの世界でも注目を集めるeスポーツ。先月行われたスウェーデン大会で優勝を果たし、総額獲得賞金が28億円という世界のトップを走るeスポーツチームであるTeam Liquidに所属するネモ選手が登場した。インタビューでは山本から「普段はどんな生活を送っていますか?」と問われると、「朝運動したあとに出勤し、19時くらいまで仕事をしたあとは帰ってゲームの練習をしています。大会前は早めに仕事を切り上げて他のプロと練習します。」と、大手ゲーム会社の社員とプロゲーマーの二足のわらじを履くネモ選手ならではの生活を明かした。

プレイヤーからみたeスポーツの世界については「スポンサーがついてゲームで食べていくなんて考えられなかったので、良い時代になりました。」とeスポーツが少しずつ認められてきたことを感慨深く語った。その後は白熱するeスポーツの世界を株主の皆様にも間近で体験してもらうため、ネモ選手が日本選抜にも選ばれた『ストリートファイターV アーケードエディション』でのデモンストレーションが行われた。実際にeスポーツ実況で活躍する“大和”さんも登場し、臨場感あふれる雰囲気の中でネモ選手とアミューズの社員が対戦。ネモ選手が選んだのは秘密結社の副総統で攻撃力の高いユリアンというキャラクターで、株主総会の会場である両国国技館にちなんで土俵のステージで対戦がなされた。対戦相手の粘りもむなしく、必殺技を華麗に繰り出すネモ選手が3試合とも圧勝。世界レベルの技の数々でスピード感のある試合を披露した。

最後にネモ選手が「ようやくeスポーツが注目されるようになって、これからもメディアに取り上げられていくと思うので、ぜひ応援よろしくお願いいたします。」と株主の皆様へ挨拶をし、温かい拍手の中で幕を閉じた。
 

アミューズ 第41期定時株主総会 2部イベント FLOW

ラストを飾ったのはこれまでに18ヶ国55公演を超えるライブ実績をもち、今年の4月に発売したオリジナルアルバム「TRIBALYTHM」を引っ提げ、現在全国7都市を回るツアー真っ最中のFLOW。紹介VTRが明けると「いくぞアミューズ株主総会!」の掛け声でアニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』オープニングテーマ曲「COLORS」で会場を一気にFLOWの色に染めた。今年でデビュー17年目となる中、意外にも今回が初めての株主総会ライブ出演となったFLOW。MCではKEIGOが楽屋で株主総会第1部の質疑応答を聞いていたところ、株主の方からアーティストを応援する質問が出たのを受けて「僕らも株主総会で名前が挙がるようにしよう!と思いました(笑)。」と語り、会場を和ませた。

2曲目は今年1月に開催した日本武道館公演「FLOW LIVE BEST 2019 in日本武道館~神祭り~」テーマソングでもある「ONENESS」を披露。MCでKEIGOがアミューズに所属した当初、マネージャーから「『とにかくライブだぞ。ライブを大切にできるバンドになりなさい』と言われたことが残っていて、それから一番大事にしてきている。」と語ったように、ライブで観客と共有して初めて完成するという想いのこもった曲に、会場中もじっくり聞き入っていた。続く「風ノ唄」では、曲を披露する前に「全員参加型をモットーにライブをやっております。」とサビでの手拍子をKEIGOが軽くレクチャー。すると、始まる前から会場も一緒に手拍子で応えてくれる状況に、思わず「おお!もう出来ております!」と喜びの声を上げた。「サビの部分を一緒に歌っていただけるとうれしいです!」との声で始まった「GO!!!」では、ライブでおなじみのコール&レスポンスと客席WAVEで、会場中が一体感に包まれた。最後にKEIGOの「これからもライブ中心に精いっぱいやっていきます!よろしくお願いいたします!」という言葉と共に、「Sign」を披露。FLOWらしさが溢れるステージでライブを締めくくった。

その後のMCでは、山本が「株主総会でWAVEするのはアミューズくらいですよ!」と興奮冷めやらぬ様子で感想を伝えると、KEIGOもライブを終えて「初めて株主総会に出させていただいたんですけど、熱い想いがありましたね!」と笑顔をみせた。「ライブでFLOWの曲を知ってもらえるっていうのはすごくうれしいことなので、今日ステージに立ててすごくうれしかったです!」と話すと会場中から拍手が沸き起こった。

また3年ぶりに発売したフルアルバムと現在開催中のツアーについて聞かれると、「いろんなものをとっぱらって一つになれるのが、音楽であり、ライブであるというそんな想いを込めたアルバムを持って、全国ツアーを回っています。」とFLOWの熱い想いが込められてりことを明かした。今後の抱負については「こうやってライブを見ていただいて、FLOWを知っていただけて。これは素敵な最高の縁だと思っています!これからもライブ大好きなバンドでいつづけようと思いますので、皆様よろしくお願いいたします!」と語り、会場からも拍手が沸き起こった。

最後にMCの山本が「今後とも新しいアミューズを応援よろしくお願いいたします。ありがとうございました!」と締めくくり、イベントが終了した。

ライブパフォーマンス セットリスト
エドガー・サリヴァン

M1.今夜ステキになって
M2.BABY-Gを諦められない!
M3.Cry Me
M4.WONDERFUL WONDER

FLOW
M1.COLORS
M2.ONENESS
M3.風ノ唄
M4.GO!!!
M5.Sign

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