Homecomings首位へ、藤井風リクエスト最多の2位、コールドプレイ新曲さすがの注目度で急上昇3位【エアモニ】

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2021年5月19日発表のラジオ・オンエアチャート(集計期間:2021年5月10日〜2021年5月16日プランテック調べ)では、Homecomings「Here」が1位を獲得した。

多数局で5月度のパワープレイに選出されている同曲は、収録されるメジャーデビューアルバム「Moving Days」のリリースを5月12日に迎えたことで、前週より更にオンエアが増加。オンエア獲得ステーション数も顕著に増えるなど、FM/AM問わず全国範囲にオンエアが波及し前週3位から見事首位へと上り詰めた。リリース週とあり番組へのゲスト出演が多かったことも奏功し、アルバムから「Herge」(94位→63位)、「Cakes」(-位→182位)のオンエアも急伸。また、リクエストも引き続き多数寄せられるなど、確かな訴求効果が見られる。今後の動向が楽しみだ。

2位は藤井 風「きらり」が前週1位からのダウンだ。Honda「All-New VEZEL e:HEV」CMに書き下ろしの新曲で、同テレビCMも大量放映中(同期間中の関東エリアでの投下量最多)とあり、リクエスト数はOfficial髭男dism「Cry Baby」(4位)、星野 源「不思議」(8位)をも凌いでダントツの最多となった。オンエア獲得ステーション数も前週から更に伸ばしての最多で、パワープレイの選出がないなかでの大量オンエアは、爽やかな楽曲自体の魅力とラジオとの相性の良さが大きな要因だと思われる。

なお、Honda“VEZEL”シリーズのCMソングは、2016年に同CMとラジオでの大量オンエアでブレイクに至ったSuchmos「STAY TUNE」などでお馴染みのタイアップだ。藤井 風も今作で更に広いリスナー層へとアピールし得たことだろう。

3位はコールドプレイ「ハイヤー・パワー」が前週34位から急浮上した。5月7日にデジタル・リリースされた同曲は、21世紀を代表する世界的バンドの待望の新曲とあり、リリース同日に解禁されると日毎にオンエアが純増。純粋な1週目を迎えた今週、調査対象となる全FM局でオンエアされてのTOP3入りとなった。こちらもパワープレイへの選出は無いながらの大量オンエアで、全国各ステーションでのバランスの取れたオンエアを積み上げての結果だ。関東エリアのFMにおいてはHomecomingsと同着1位と、さすがの注目度をみせた。

新鋭、ビッグネーム、洋楽勢がチャート上位で混戦

今週のオンエア・チャートは、上位を僅差のオンエア回数でせめぎ合う混戦を極めた。1位:Homecomingsと2位:藤井 風のオンエア回数の差はわずか4回で、さらには、3位:コールドプレイと4位:平井 堅、7位:あいみょんと8位:星野 源、9位:オリヴィア・ロドリゴと10位:ザ・ウィークエンド & アリアナ・グランデにおいては、それぞれ僅か2回差のオンエア数によるランク付けとなった。コールドプレイ/Official髭男dism/あいみょんは同日(5月7日)、平井 堅/YOASOBIは同週とビッグタイトルのリリースが重なったためだ。

また、11位以降については、TWICE「Kura Kura」(32位→12位)、ドージャ・キャット「キス・ミー・モア feat. シザ」(28位→13位)、WurtS「分かってないよ」(35位→15位)、ティーンエイジ・ファンクラブ「アイム・モア・インクラインド」(24位→16位)、CUBERS「あたらしい生活」(26位→18位)、ピンク「オール・アイ・ノウ・ソー・ファー」(-位→21位)などが急伸し、上位に追随している。昨今、洋楽勢の勢いも戻りつつあり、ラジオらしいより“カラフル”なチャートとなった。

RADIO ON AIR DATA

(集計期間:2021年5月10日〜2021年5月16日)

1位「Here」Homecomings
2位「きらり」藤井 風
3位「ハイヤー・パワー」コールドプレイ
4位「1995」平井 堅
5位「Cry Baby」Official髭男dism
6位「もう少しだけ」YOASOBI
7位「愛を知るまでは」あいみょん
8位「不思議」星野 源
9位「デジャ・ヴ」オリヴィア・ロドリゴ
10位「セイヴ・ユア・ティアーズ」ザ・ウィークエンド & アリアナ・グランデ

ラジオ・オンエアモニタリング(エアモニ)・ランキング

調査基準:本ランキングは調査対象局において下記条件を満たすオンエアのあった楽曲を集計。
・1曲につきワンコーラス以上、もしくは連続して60秒以上のオンエアがあること。
・BGMでないオンエアであること。

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