DIR EN GREY 10分超の新曲「The World of Mercy」をシングルとしてリリースした意味、そしてバンドの現在地をDie(Gt)とShinya(Dr)が語る

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通算30作目のシングルにして、表題曲「The World of Mercy」は10分超のコンセプチュアルな楽曲となる新作をリリースしたDIR EN GREY。キャリアを重ねたバンドにとって、今作が意味することとは? バンドの現在地をDie(Gt)とShinya(Dr)に訊いた。

――「The World of Mercy」は“通算30作目のシングル”となりますが、資料にこういった文字が躍ると、思えば遠くへ来たなと改めて実感します?

Die:まあ、いろんなシングルを出してきたなと思いますね。で、改めてデビューシングルを振り返った時に、音質とかはまったく違いますけど、バンドの根本は変わってないんだなと。それは精神的なところも含めて……「アクロの丘」や「残-ZAN-」、「ゆらめき」だったり、あれらの曲を今回ここに集約したって言ったらおかしいですけど、大元にある根っこの部分は変わってないなぁって感じるんですよ。

――確かに音像は進化していても、このバンドの場合、芯の部分や匂いは失われてないんですよね。根幹にあるメロディ感もそうですし。

Die:そうそう。99年にデビューシングルを出したから、ちょうど20年前か。「The World of Mercy」が10分もあるので、ふと(通常のシングルだと)3枚分ぐらいあるなぁとか思ってね。で、そういえばデビューの時に3枚同時に出したなっていうところを思い出して。そうか、ある意味、あの時のバラードやポップ、ハードコアチューンだったりの要素が1曲にまとまっているっていう見方をしてもおかしくないなって。

――なるほど! ……もう、その一言でインタビューのまとめになりそうな。

Die:ははは、最後に言うべきでしたね(笑)。

――いえいえ(笑)。

Shinya:30枚目のシングルっていうのは取材で言われて気づいたので、当然そこは意識して作ってないですけど、言われてみれば、確かにそういう節目にふさわしいDIR EN GREYらしさが集約された曲になったかなと思いますね。

――それで、このバンドがシングルを出す際に重視していることのひとつには当然“インパクト”があると思うんですが、どういう経緯で「The World of Mercy」は誕生したんでしょう?

Die:これまで、デビューの時でさえ「残-ZAN-」のような速い曲だったり、「Agitated Scream of Maggots」みたいな曲もシングルにしてきたんで、何でもアリっていえばアリじゃないですか。あとは、ここ2枚のシングル(「詩踏み」と「人間を被る」)は3分台でコンパクトに集約した曲をやってきたから、次もコンパクトに収めた曲でいくのかとか……自分たちでかなりハードルを上げて、インパクトの部分含めて、どういうものを出せばいいのか考えていったんですね。そのなかで、京くんから長尺の曲――10分ぐらいの曲をシングルにしてみたらどうかなという話が出て、そのワードを元にして作り始めたのがキッカケでしたね。

――なるほど。しかし、10分の曲というのがまた“らしさ”ですよね。いわゆるシングルだからといって、今DIR EN GREYがメジャーキーのポップな曲を打ち出すというのは現実的ではないでしょうし。

Die:そう……まあ、それも振り切っていて面白いんでしょうけどね(笑)。逆に、どんなものが今できるのかっていう。メジャーコードばりばりなのも新鮮なんでね。

――ええ。世に出なくても、果たして今どんなものになるのか是非聴いてみたいです。

Die:ははは。で、今年の春のツアーの時も並行して制作の作業はしていたんですね。ライブでずっと音を浴びてるわけだから、ステージを降りて制作に入っても感覚的には自然とバンド感が残ってるわけですよ。響いている音が身体に入っているというか。そのバンド感の部分が今回のシングルを作る上で上手く作用してるのかなと思います。個人的にはグルーヴとか、本来バンドにあるべきところを意識したかったし、ライブをやっていく中で、人間らしい息づかいとか、そういうものをもっとリアルに感じたくなっていたんですよ。レコーディングをするにも、今って便利じゃないですか。ワンフレーズ録って繋げていけばそれなりに綺麗になるけど、あえて通して弾きたいっていう。途中でミスするかもしれないけど、それも含めて勢いで録ってしまいたい思いがあって、そこは気持ちの部分として注入していきましたね。

Die

Die

呼吸を感じられたり、みんなの肌感が伝わったり、人間がやっていることが分かるものをもっとバンドで表現したい。

――制作には半年以上かかったそうですが、何が理由だったんでしょう?

Shinya:今までも長い曲はありましたけど、以前は展開を多く入れて構築する感じだったのが、今回は『The Insulated World』(2018年9月発売10thアルバム)からの流れもあって、今までとは違ったスタイルの長い曲をと……その辺りは新しい試みだったので難しくて。あとは、曲の成り立ちとして元々あった2曲を1曲にしていったので、その作業にも時間がかかったんじゃないですかね。

――過去の長尺曲には「VINUSHKA」や「DIABOLOS」がありましたが、それらとは異なるものに、という考えもあったでしょうし。

Die:当然、イメージ的に似た曲にならないようにと意識しながら作ってましたね。そのさらに上を行くものの着地点を探すのが難しかったけど、そういうイメージのもとみんなが作業していく中で、歌がひとつ中心になっていったんです。歌をベースにバックを変えていって……歌が決まることでコード感が決まり、みんなが感覚的に弾いていたコードをしっかり整理して、っていう作業をどんどん進めていって。最後に聖歌隊のようなコーラスも乗ってくるので、音符にしたらすごく音数が多くなるわけですよ。歌とメロディ楽器の整理整頓というか、音がぶつからないように、しっかり隙間を作る緻密な計算などもあり。それこそ導入部分も歌から入っていくので、ある意味、歌を中心に組み上がってる曲だと思いますね。

――Shinyaさんのパートに関してはいかがでした?

Shinya:基本的には早く進んでいきました。あまりごちゃごちゃ詰め込まずに、ライブでグルーヴ感が出ることを意識したフレーズ作りを試みてます。さっき少し話しましたけど、原曲の2曲は、それぞれ今とは全然違う雰囲気で、1曲にくっついた時にはほとんど今の形になってましたね。

――ちなみに、その各原曲を作ったのは?

Shinya:それは、薫くんと僕です。

――えっ! 作曲者がShinyaさんって、ここ重要な話ですよ…!

Die:ははは!

Shinya:いや(笑)。ただ、こういう(グルーヴ重視の)プレイに着地しましたけど、自分が作曲に関わったことはあまり関係なくて。今のこの形になってから新たに全部練り直す時に、そういったプレイを意識して入れていったんです。

――前回のシングル「人間を被る」はフィルが連続するようなフレーズでしたが、それとは違う方向を向いたプレイで。

Shinya:ええ。「人間を被る」の時はめっちゃ大変でしたけど、『The Insulated World』でのスタイルを経て今に至る感じですかね。

Die:ただ、やっぱりラクじゃないですね、10分の曲というのは。他の曲の数倍の労力がかかってると思います。

――結果、何度もクライマックスがやってきて聴き手をグッとつかむものになってるので、そこは作曲の妙かなと。どのセクションもサウンドと歌と歌詩がリンクしていて、全員の想いがきっちりと一つに集約された形がこれだなと思います。

Die:素晴らしいですね、それ(笑)。

――本当ですよ(笑)。制作過程で、ギターソロを入れてよりドラマティックに構築していく案もありました?

Die:ああ……最近、ギターソロを弾いてましたっけね?

――『The Insulated World』だと「赫」だったり、その前のアルバム『ARCHE』であれば、「鱗」のツインリードでハモるソロとかですか。

Die:はいはい。こういう長い曲というと、ちょっとプログレッシブなメタルバンド的なものをイメージしがちじゃないですか。『The Insulated World』の時もそうでしたけど、最近はメタル感を排除しようっていうところがあったんで、たぶんそこら辺の思いも続いているのかな。やっぱりギターソロが入ってくると、“あ、だよね”ってなるから。

――あまりメタル的な様式を感じさせるものにしたくなかったと。

Die:そう、様式っぽい感じを避けたくて。例えば、『DUM SPIRO SPERO』(2011年8月発売8thアルバム)だと構築美の要素もあったけど、“10分”であっても今はリフで攻めたり、雰囲気を作るギターだったりにこだわって。そこはDIR EN GREYらしいのかなって思いますね。俺らの長尺はこれだ、っていう。

 

――なるほど。一方で、曲自体はドラスティックな展開をしていきますね。

Shinya:こういうリズムチェンジに関しては、まあ得意といえば得意ですけどね。

Die:途中でテンポも変わるもんな?

Shinya:そう。

Die:ジャーンって音を伸ばしてるところでクリックの拍が変わっていて、そのキッカケが結構難しいというか。10分もあると、ライブに向けてその細かいキッカケを覚えないといけないっていうのがあるよね?

Shinya:そうです……(笑)。

――また、テンポアップしてからのコーラスですが、DIR EN GREYの場合、演奏しながらだと難易度の高いものが多いですよね。

Die:高いっすよ。ただ今回は、まだイケそうかなっていう感じですね。

Shinya:まあ、この曲に限らず僕はライブではやらないので……。

Die:ちゃんと心の中でやってる?

Shinya:そう、心の中で(笑)。レコーディングではバリバリ参加しますけど。

Die:Shinyaさんの声がないとね、ロー感が足らなくなるんでね。

――しかも、デスボイスという話じゃないですか。

Die:はい。

Shinya:いや(笑)、デスボイスではないです。

――あれ、違うんですか?

Die:陰の功労者ですよ。一番太い声を持ってるんで。……ですよね?

Shinya:はい、そうです。その通りっす。

――(笑)それで、前回のタームで最初に出たシングル「詩踏み」を経て、『The Insulated world』へと帰結しましたが、振り返った時に、あの曲のテンションがどこかアルバムを占うものになっていた部分もあったのかなと思っていて。

Die:ああ、はいはい。そう考えたら……次のアルバムは大作になってしまうんですかね(笑)。ただ、そうなってしまうとね……。

――全6曲入りとか?

Die:ははは! それはそれで面白いですけどね。実際、アルバムに向けてどういう曲を求めるかは、今後のツアーで何を感じるかでしょうね。さっきも言ったように、個人的にはもっともっとグルーヴしたいというかね。削ぎ落としてシンプルなだけにするわけではないんですけど、呼吸を感じられたり、みんなの肌感が伝わったりとか、しっかり人間がやっていることが分かるものをもっとバンドで表現したいし。ライブでも曲に縛られないでいたい……時には昔みたいに、みんなで曲中にハシってもいいし、みんなでモタったらいいし……なんか、そういうものを今やりたい思いがありますね。

――あまりにカチッとしたスクエアになりすぎないものをと。

Die:そう。ライブで演出と同期させないといけないので、クリックがひとつのきっかけでもあるんですね。ただ、そこだけに意識がいってしまうと……やっぱりツアーを続けてくると、悪い言い方をすると甘えてしまうんですよね。クリックとか同期してることに対して安心感があって、単に演奏するだけなら、正直そこに乗っかっていれば間違いないわけですよ。でも、それを普通にやってしまっては、それ自体がもう間違いになっていて。そこに慣れてしまったらいけないなって思うんですね。当然、演出は自分たちにとって大事ですけど、上手くそれは活かしつつ、もっとバンド優先で見せていきたいなっていう。やっぱり、そこにスリルがないとね。

――Shinyaさんも、そういったリアルなバンド感に向かってます?

Shinya:そうですね、最近はその方向に進んでますね。

――その部分は作曲段階でも反映されていたり?

Shinya:いえ、作曲の時はまったく何も意識せず、自然なまま作ってるだけです。出来上がってから、みんなの音が入ってアレンジされて、そこでまたフラットな状態でグルーヴを感じさせるプレイを考えていくので。

――では、作曲段階では……。

Shinya:“無”です。

Shinya

Shinya

Dieくんの曲はコード感が印象的で、薫くんの曲は“ああ、次はこういう路線を狙ってるのか”って、聴いていて分かりますね。

――分かりました(笑)。そして、新録の「DOZING GREEN」のアコースティックバージョンについても。これまた味わいのある良いアレンジで、間奏のリズミックな展開にも生っぽい空気感が封じ込められていますね。

Die:基本は原曲のギターリフをイメージしながら、そこをあえてアコースティックでやってみたという形です。あとは個人的に好きなコードを使って、テンションコードとかに置き換えていったり。これはタイトル曲の反動というか、家でアコギをジャカジャカポロポロやりながら、1日でこの形を作りましたね。

Shinya:ドラムに関しては、ライブでやることを想定してレコーディングしたので、基本セットでできるようにしてます。Dieくんのアレンジが上がった時点でほぼこの形で、ドラムの音もわりと作り込んであったし。

Die:ちゃんと作ってたやろ?

Shinya:“あ、こんな感じか”と聴いただけですぐ分かったんで。

Die:ちょっといいサウンドを探してね。

Shinya:もうそれで方向性がバッチリ分かったんで、すごくスムーズでした。

――以前、パシフィコ横浜でやったようなアンプラグドのセット(2007年)を、今のDIR EN GREYならではの形でまた観たいと思わせる仕上がりでしたよ。

Die:よく覚えてますねぇ(笑)。もちろんライブで披露する時が来ると思うけど、生の響きのアコースティックって、リズムをとることもそうだし、隙間も“音”という風に捉えたら、すごく難しくなってくるんですよね。

Shinya:僕はアコースティックについては全然アリですし、むしろそれだけのライブがあってもいいかなと思いますね。

――おお、これは何かを予言してるんでしょうか。

Shinya:(微笑)。

Die:全編アコースティック縛りのライブは、まだやったことないですもんね。それをやるんやったらバンドの幅もまた広がっていくし、全然アリだと思う。1週間ぐらい合宿していかなアカンと思うけど(笑)。まあ、22年間、一度もそういうライブをやってきてないわけで。今までやってきてないことって、やっぱり楽しみでもありますし、みんながやる気になれば実現するかもしれないですね。

――楽しみにしてます。ちなみに今回、他のメンバーから上がってきた曲を聴いて、それぞれのカラーが改めて見えたりしました?

Die:そうですねぇ……Shinyaの場合はキラッとしてるんですよね。綺麗でキラッとしてる部分があって、聴いたらすぐ分かる。で、薫くんの場合はいろいろ考えてきてるなって思わせるし、何て言うんだろうな……そこからイメージをすごく広げやすいというかね。自分のなかのキャンバスを広げてくれる曲なのかな。

――イマジネーションが刺激される曲だと。

Die:うん、そこからどうやって繋げていくかが見えやすかったり、歌も乗りやすかったりね。自分が作る場合は、わりかし縛りが多いかな(笑)。どうしても自分のなかで計算してる部分があって、ここはこうじゃないとダメだよなとか。コード感や響きが初めから決定してるものが多いので。

Shinya:そのDieくんの曲はコード感が印象的で、明らかに良いメロディが乗るなっていうのは、もうメロディが入ってない状態から分かります。で、薫くんの曲を聴くと、ああ、次はこういう路線を狙ってるのか……今こんなのが彼のなかで流行りかなって。聴いていて分かりますね。

――今後どんな曲が出てくるか、早々にヒントをもらっちゃいましたね。

Die:うん、だからね、今のこの感じでいいんですよね。自分も特に何かを目指すよりは、その時に自然と出てくるものでいいと思っていて。それをバンドでアレンジしていくなかで、グルーヴ感とかを意識しながらやっていけばいいし。だから、ShinyaはShinyaのままで、キラッとした感じが入ってきたほうがバンドにとって新たな風になるしね。

――そして9月から始まる全国ツアーは、このシングルを引っ提げてという形になりますか。

Die:そうですね。長尺曲が入ってくるので勢いだけではないライブになると思うのと、『The Insulated World』からまだライブでやってない曲があるので、今回で全曲出揃うと。雰囲気が前回のツアーと比べて劇的に変わってくる気がしますね。長尺となると、よりメンバーの集中力が必要になってくるでしょうし。そうなるとクリックが必要になってくるじゃないですか。すると、またバンドがそっちにシフトしてしまうんで、やっぱり意識的には“クリックを外してもできるよ”っていうぐらいではいたいなと。

――そのバランスを自分のなかでどうとるか、ですね。

Shinya:『The Insulated World』でやってなかったのは長めの曲だから、要するに長い曲が2曲入ってくるので、勢いだけじゃない、なんか……いい雰囲気の……。

Die:いい雰囲気、って(笑)。

Shinya:(笑)……感じになるかなと。そういう曲は聴く分には好きですけど、実際ライブでやるとなると、だいぶ疲労感がありますね。

Die:両方体感できるといいですけどね。カチっと決めつつも、“ライブやったなぁ!”っていう肉体的な疲れも感じたいっていうかね。なんか頭だけ疲れるとね、すごく寂しくなる。何やってたんだろうなぁっていう気持ちになるんで。

――さらに今回は、アメリカとメキシコ、ヨーロッパ各国も含む大規模なツアーで、国内もしっかり北海道から沖縄まで含まれていて。

Die:そう……ただ沖縄ってね、ライブで行ったのは、実はまだ2年前が最初なんですよね。それまではファンクラブの旅行で98年に1回行っただけで。どこか海外っぽい雰囲気はありますよね。まあ、沖縄だからといってライブが急にハッピーになるとか、何かが変わるわけじゃないですけど(笑)。

Shinya:ただ、せっかくなので、どこか観光は行こうかなと思ってますけど。

Die:あれ、前回行ったよね?

Shinya:行ったね……あれ、世界遺産やったっけ?

Die:ああ、パワースポットみたいなところにね。あと海外については、やっぱり過酷ですよ、特に移動が。本当に朝から晩までライブ以外は、ほぼずーっと移動してるようなものなんで。

――移動に関しては、ツアーバスと飛行機を使って?

Die:いや、アメリカもヨーロッパもツアーバスです。だから、ライブが終わって会場の前のバスに乗ったら、すぐ寝られるっていう部分はあるんですけど。起きたら次の土地に着いてると。でもね、起きる時間が遅いとメンバーもスタッフもいなくなっていて、みんな先に会場に入ってたりするんですよ。

――ははは! 誰も起こしてくれないっていう(笑)。

Die:そう。電話も繋がらへんかったら、1人で行かなアカンくて。で、メンバーの入り口になっている裏口の場所が分かんないんですよ。それで何となくスタッフが出入りしてるところにバスから降りてバーッて入ろうとしたら、会場前に並んでるファンから、“Die、違うよ! そっちじゃないよ、こっちだよ!”って教えてもらったりするんです。

――はははは!

Die:“ああ、ありがとう”って言うて(笑)。たまに起きる時間を間違えて午後3時ぐらいになってしまうと、車内に誰もいないという。“ここどこ?”みたいなね。

――Shinyaさん、声をかけないんですか?

Shinya:そうですね…(笑)。

Die:会場に入ったほうがネットも繋がるしな?

Shinya:まあ(笑)。海外は過酷ではあるんですけど、移動に関して、僕は日本よりはラクなんですけどね。

――ああ、目的地にバスが横づけしてくれるから。

Shinya:そうですね。いちいち駅に行って……みたいなことが省けるので。

Die:そうだね。それにもう海外に行き始めて10何年経つので、いろいろ慣れましたけど。少々のことじゃ怒らないですし(笑)。怒っても何も解決しないですからね。

取材・文=早川洋介

 

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