オリコン2016年上半期音楽ソフトマーケットレポート発表、総売上額が前年比0.7%減の1,450.1億円

2016年7月16日 1:30

オリコンは、「2016年上半期音楽ソフトマーケットレポート」(対象期間:2015年12月28日〜2016年6月26日)を発表。上半期の音楽ソフト総売上額は1,450.1億円で、対前年同期比99.3%となった。

※以下、売上金額は売上枚数に定価・希望小売価格(税込)を乗じて算出。

【音楽ソフト市場全体動向】

オリコン「2016年上半期音楽ソフトマーケットレポート」音楽ソフトの半期毎売上推移
「オーディオソフト(シングル・アルバム)」は前年同期比で93.7%と減少したが、音楽映像ソフトが115.4%と好調に推移したことで、全体では微減にとどまった。

シングルの上半期実績は、262.3億円で前年同期比は90.6%となった。前年同期と同様にAKB48の2タイトルが売上枚数でミリオンを達成しており、乃木坂46や嵐など前年同期も上位に登場したアーティストに加え、デビューシングル「サイレントマジョリティー」で26.2万枚を売り上げ、女性アーティストのデビューシングルとして過去最高の初週売上を記録した欅坂46など新たなアーティストも市場をけん引し、上位10作品の売上金額は82.0億円(前年同期比101.4%)と前年をやや上回っているが、次に続く層といえる期間内売上枚数5万以上10万未満の作品数が2015年の37作(32.2億円)に対し2016年は16作(17.0億円)となり、シングル市場全体としては減少となった。

上半期2期連続で前年同期比増となっていたアルバム市場だが、今上半期実績は750.7億円で前年同期比94.8%となった。上半期2期連続で売上金額1位の三代目 J Soul Brothersfrom EXILE TRIBEをはじめ、乃木坂46やE-girlsの他、世界同時発売を行なったBABYMETALなど新たな顔ぶれも加わったが金額、枚数ともに減少となった。

オリコン「2016年上半期音楽ソフトマーケットレポート」音楽ソフト 総売上表
「音楽映像ソフト」は、DVDからBDへの市場の移行の影響もあり、減少傾向にあった音楽DVDだが、上半期実績は265.6億円で前年同期比113.6%と5期ぶりにプラスに転じた。嵐「ARASHI BLAST in Miyagi」を筆頭に、Kis-My-Ft2「2015 CONCERT TOUR KIS-MY-WORLD」やEXILE「EXILE LIVE TOUR 2015“AMAZING WORLD”」など、BDに比べDVDの売上枚数が多いアーティストが上位に登場しており、売上金額10億円を超えた作品が前年に比べて2作多い6作品、枚数でも10万枚以上売り上げた作品が3作多い9作品と金額、枚数ともに増えている。

音楽BDは、171.6億円で前年同期比118.3%となった。BDの伸び率は緩やかになってきたものの依然として好調で、音楽BDの上期市場レポートを発表した2010年上期以降、6期連続で対前年同期比を伸ばしている。音楽BDも嵐「ARASHI BLAST in Miyagi」が1位を獲得しており、Kis-My-Ft2やEXILEも上位にランクインしているが、それらに加え「THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD!! 2015 Live Blu-ray”PERFECT BOX”【完全生産限定】」やSound Horizon『9th Story Concert「Nein」〜西洋骨董屋根裏堂へようこそ〜』など1万円を超える高額商品も上位に登場し、市場をけん引した。

オリコン「2016年上半期音楽ソフトマーケットレポート」2016/上半期 音楽ソフト売上額上位作品
【主要ジャンル別】

音楽ソフトの主要ジャンル別実績では、「J-POP」が前年同期比98.6%と微減となり、「演歌・歌謡」96.0%、「ジャズ・クラシック他」94.5%、「洋楽」92.6%となっている。唯一前年同期比を伸ばした「アニメ・サントラ」ジャンルは、137.5億円を売り上げ前年同期比113.6%となった。

前年同期と同様に今期も「IDOLM@STER」関連作品が好調であったが、その他にも「ガールズ&パンツァー」関連作品やアニメや関連書籍など幅広くメディアミックス展開している「おそ松さん」関連作品が加わり市場をけん引した。

オリコン「2016年上半期音楽ソフトマーケットレポート」音楽ソフト 売上額におけるジャンル構成
【メーカー別売上状況】

エイベックス・グループが2012年から上期5期連続で首位を獲得。ソニー・ミュージックエンタテインメント、ユニバーサル ミュージックと続き上位9社は順位の入れ替えはあったものの、昨年と同じ顔ぶれが並ぶ中、ワーナーミュージック・ジャパンはコブクロ「TIMELESS WORLD」や氷室京介「L’EPILOGUE」をはじめとするアルバムが貢献して前年同期比を126.2%と伸ばし、昨年の9位から7位に順位を上げた。

また、ジャニーズ・エンタテイメントはNEWS「NEWS LIVE TOUR 2015 WHITE」や堂本光一「KOICHI DOMOTO LIVE TOUR 2015 Spiral WHITE」など音楽映像ソフトの貢献により前年同期比を123.9%に伸ばし、前年の12位から10位へ上昇した。

オリコン「2016年上半期音楽ソフトマーケットレポート」音楽ソフト 売上額上位メーカー10社
<オリコンランキング・データ>
音楽・映像ソフトを販売している全国約23,800 店の調査協⼒店(CDショップ、レンタルや書籍などを扱う複合店、家電量販店、コンビニエンスストア、ジャンル専門店、インターネット通販)の店頭、またイベント会場等での販売実績をもとに、全国の週間推定売上枚数を算出。

オリコン調べ(oricon.co.jp