インプレスHDがInterFM897に出資、出版×FMラジオで新たなファンコミュニティを創造

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インプレスホールディングスは、外国語および日本語で音楽、カルチャーなどバラエティー豊かな番組を放送しているFMラジオ局 InterFM897による第三者割当増資の引受を行ったと発表した。

今回の出資の目的は、出版とFMラジオ、メディアを跨いだ新たな「面白い」コンテンツおよびファンコミュニティの創出。

インプレスグループは、IT・音楽・デザイン・山岳自然・モバイルサービス等の良質で魅力ある専門コンテンツをベースに、グループ理念「面白いことを創造し、知恵と感動を共有する」のもと、デジタル技術を活用した出版イノベーションに常にチャレンジしてきた。

グループ会社、リットーミュージックが刊行する音楽雑誌『ギター・マガジン』や『サウンド&レコーディング・マガジン』等をはじめ、山と溪谷社の歴史ある山岳雑誌『山と溪谷』、インプレスが発行するパソコン解説書「できる」シリーズなど、インプレスグループの刊行物は、多くのファン、読者の皆様に支えられている。

また、出資先であるInterFMは、1996年の開局以来、「The Real Music Station」(本物の、音楽専門局)のキャッチフレーズのもと、外国語および日本語で様々なジャンルの音楽、カルチャーを魅力ある番組で紹介、放送してきた。

コロナ禍をきっかけに在宅時間が増え、それに伴い増加した「ながら需要」により活況と言われる音声メディアの代表格であるラジオと、同様に「STAY HOME」によってその重要性が再評価された出版という異なるメディアがタッグを組むことで、これまでインプレスグループが培ってきた書籍・雑誌の専門性、ファンコミュニティを新たな「面白さ」に導くシナジーを生むことができるとしている。

なお、同社の出資割合は増資後の4月30日時点で14.6%となっている。

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