坂本龍一、「B-2 UNIT」2019年最新リマスター版ハイレゾ配信決定

2019年9月12日 19:40
坂本龍一「B-2 UNIT」


9月25日に12インチ33回転アナログレコード・SACDハイブリッドにて再発売される坂本龍一の「B-2 UNIT」が、2019年最新リマスター版にてハイレゾ配信(96kHz/24bit)されることが決まった。

このアルバムは坂本龍一がイエロー・マジック・オーケストラ(YMO)在籍時の1980年に発表した2作目のソロアルバムであり、YMO人気が過熱する中で、「音」や「音色」そのものに焦点をあて制作され、ダブやアフロビート等の方法論を大胆に援用し、今なお革新的な輝きを放ち続ける過激な意欲作である。

今回のリマスタリングを担当したニューヨークで活動する女性エンジニア、ヘバ・カドリーからの最新リマスタリング作業に関するコメントが公開された。

「1980年当時のオリジナル1/4インチ・アナログテープにドルビー・ノイズ・リダクションをかけつつ、テープスピード15ips(38cm/s)にて丁寧に再生された音源を、私のコンソールのアナログ回路でマスタリングしました。その際、この作品の音の温かみ、ダイナミックス、豊かでありながらすっきりした空間を保つことを意識しました。この先駆的なアルバムに携わることができたことを光栄に思います。―ヘバ・カドリー」

また、坂本龍一と共同プロデューサーとして「B-2 UNIT」制作にかかわった後藤美孝(ごとうよしたか)と、エンジニアのデニス・ボヴェルからの最新コメントもあわせて公開された。

「坂本龍一という音楽家が、のちにポストパンクと言われるあの時代、自らの精神と肉体をぎりぎりまで追いつめつくり上げたアルバム。彼はその時、あらゆる意味で‟パンク”そのものを生きていた。―後藤美孝」

「自分にとってもランド・マークの一枚がこの「B-2 UNIT」。アナログとデジタルの端境期で、機材はアナログ、デジタル両方を使い、レコーディング、ミキシング、ダブ処理にも先端の技術を使った。未来の音楽を作っている、ダビング・トゥ・ザ・フューチャーだという意識があったんだ。―デニス・ボヴェル」

9月27日からは、海外でもアナログレコードの発売、ハイレゾ配信、ストリーミング配信が開始される。アフリカ・バンバータ、デリック・メイなどのヒップホップ、テクノDJからも評価の高い作品が今回の海外配信をうけて改めて世界中で再評価されることとなる。

なお、ソニー・ミュージックダイレクトが運営するサイト「otonano」のなかに「B-2 UNIT」特設ページが公開されている。