GLAY、初の韓国公演で25年間待ち続けたファンへ「사랑해요(愛してる)!」

2019年7月1日 10:28
GLAY 6月29日・30日 ソウル・KBS ARENA 撮影:田辺佳子

撮影:田辺佳子

GLAYが6月29日・30日の2日間、ソウル・KBS ARENAにて、「GLAY 25th Anniversary Special Live in Seoul」を開催した。今回は初日6月29日の公演模様をレポートする。

今年2019年5月25日にデビュー25周年を迎えたGLAY。25年の歴史の中でGLAYにとって、韓国での公演は初めてである。

暗転した会場には、ステージ上のスクリーンに25年の歴史を振り返るべく、懐かしのミュージックビデオから最近のライブ映像まで、様々な映像が映し出される。メンバー紹介の映像とともにメンバーがステージ上に登場すると、会場は割れんばかりの歓声に包まれた。

そんな大歓声の中、記念すべきライブの1曲目はGLAYの代表曲「誘惑」。冒頭から会場を煽り、決して初めての韓国公演とは思えない程の盛り上がりを見せた。一度暗転した後、HISASHIのギターから「Young oh! oh!」へ。今回のライブは一階席がスタンディングということもあり、勢いよくジャンプしている姿も多数見受けられる。

続くMCでは、TERUが「안녕. 우리는 글레이입니다(こんにちは 僕たちはGLAYです). 한국에 와서 좋구요(韓国に来ることができて嬉しいです). 와줘서 고마워(来てくれてありがとう). 만나서 반가워(皆に会えて嬉しい). 즐거운 시간 보내자(楽しい時間を過ごしましょう). 좋은 하루 되세요(良い一日を!)!」と、滑らかな韓国語で挨拶した。

次いで1996年リリースの「グロリアス」、1998年に「誘惑」と同時リリースされたヒット曲「SOUL LOVE」と、立て続けに披露される名曲の数々に、会場は興奮冷めやらぬ状態に。赤いライティングの情熱的な演出とともに、歌詞に込められた力強いメッセージを伝えるべく「生きてく強さ」歌いきった。

再び暗転した会場で、ギターを持って登場したTERUが歌い始めたのは、心温まるラブソング「BE WITH YOU」。これまでの激しく躍動感のある楽曲からは一変、会場中が真剣に聴き入った。その後もTAKUROとHISASHIのギターの掛け合いが印象的な「生きがい」「GLAY EXPO '99 SURVIVAL」でも披露された「More than Love」と叩き込む。

HISASHIが突然「緊張して上手く話せないな、こんな時にチャミスル(韓国焼酎)があったらなぁ・・。참이슬 주세요(チャミスル下さい).」と呟くと、なんとスタッフからチャミスルのボトルが手渡されるという一幕も。

まさかの出来事にHISASHIも応えるべく、「잘 먹겠습니다(いただきます).」とボトルを一気飲み。「ここ(食道)がアツい!」と叫ぶと共に、曲冒頭のTERUのロングシャウトが印象的な「FATSOUNDS」へ。

チャミスルの影響なのか、いつも以上に激しくステージ上を動き回るHISASHI。重たいサウンドが心地良い激しいロックナンバーに、会場は一気にロックモードとなった。TAKUROによるギターソロから始まる「Missing You」ではスリリングなサウンドで圧倒し、続く「Winter, again」では対照的に、ぐっと冬の世界へ引き込む。

イントロから会場中がハモる様子は、韓国公演ならではの光景であった。SEを経て冬から一変、「summer FM」で爽やかな夏のムードに満たされる。曲中にはTERUが指ハートを作る場面もあり、韓国の音楽文化に興味を持っているだけあって、流行も取り入れた気遣いに、会場は歓喜の声で溢れた。

続く「YOUR SONG」はスペシャルオリンピックス日本公式応援ソングであり、TERUが「国境や全てを超えて楽しめる曲」を目指して書いた曲とだけあり、会場全体が身体を揺らす姿が印象的であった。

GLAY流応援歌と言わんばかりのアップテンポなメロディで盛り上げると、爽やかで疾走感溢れる楽曲「愁いのPrisoner」、対照的に情熱的な「サバイバル」と立て続けに披露。ライブ定番曲「SHUTTER SPEEDSのテーマ」では、JIROがベース音と韓国語で会場を煽る。

曲終わりでは、TERUが左手を突き上げ、マイク無しの地声で「彼女の”Modern...”!」と曲紹介を行うと、会場のボルテージは最大級に。TERUの「夢見ていこうぜ!」の一言から始まった「BEAUTIFUL DREAMER」では、歌詞に込められた思いが、多くの観客の心を響かせ、突き抜けるようなビートとともに本編を締めくくった。

ステージを後にしたメンバーに向け、韓国ならではのリズムで「アンコール」が響き渡る中、メンバーが再びステージへ。アンコール1曲目で披露されたのは、名曲中の名曲「HOWEVER」。

会場では、韓国のファンが有志で用意した「来てくれてありがとう」の紙が配られており、サプライズで会場中が掲げている。TERUのギターシーンに合わせて、会場だけで合唱する場面もあり、会場が温かい雰囲気に包まれる中、最後の1節を「やわらかな風が吹く 韓国で」と替えて歌い、観客を沸かせた。

次いで7月2日に発売を控えている57枚目のシングル「G4・V -Democracy 2019-」に収録される新曲「JUST FINE」を披露すると、発売前の楽曲とは思えないほどの盛り上がりを見せ、韓国での公演を待ち望んでいた様子が伺えた。

「HIGHCOMMUNICATIONS」では、ヘビーなギターリフで一体感を生み出し、最後は疾走感溢れるアップテンポが心地良い「XYZ」で会場を熱く揺らす。TERUが「또 봐요(また会いましょう). 사랑해요(愛してる). 고마워요(ありがとうございます).사랑해요(愛してる)!」と韓国語で何度も何度も感謝の気持ちを伝え、終演を迎えた。

平成時代の音楽チャートをにぎわせてきた楽曲の数々を、TERUの伸びのある歌声と盤石のバンドサウンドで立て続けに披露する、大変貴重な公演となった。

「GLAY 25th Anniversary Special Live in Seoul」6月29日公演セットリスト
M1. 誘惑
M2. Young oh! oh!
M3. グロリアス
M4. SOUL LOVE
M5. 生きてく強さ
M6. BE WITH YOU
M7. 生きがい
M8. More than Love
M9. FATSOUNDS
M10. Missing You
M11. Winter, again
M12. summer FM
M13. YOUR SONG
M14. 愁いのPrisoner
M15. サバイバル
M16. SHUTTER SPEEDSのテーマ
M17. 彼女の”Modern...”
M18. BEAUTIFUL DREAMER
En1. HOWEVER
En2. JUST FINE
En3. HIGHCOMMUNICATIONS
En4. XYZ