クイーン、全曲の歌詞と和訳で構成した詩集と全6回の来日記録を写真で辿るムックを2/14同時発売

2019年2月13日 12:00
1975年4月24日/京都観光でのショット

日本でのクイーン・ブームを支えた音楽雑誌『ミュージック・ライフ』の出版社、シンコーミュージック・エンタテイメントから2冊のクイーン関連本が2月14日に発売される。

ひとつは『クイーン詩集 完全版』。これは2011年に発刊された『クイーン全詩集』に、アルバム「クイーン・フォーエヴァー(2014)」に収録された「ユア・ハート・アゲイン」「ラヴ・キルズ(バラード)」「生命の証」の3曲の詩と訳を加えた全163曲の完全版。クイーンの英語詩の全楽曲、各々の歌詩を左頁に、和訳を右頁にオリジナル・アルバムの曲順に掲載。訳はビートルズを始め、ビリー・ジョエルやサイモン&ガーファンクル、イーグルス等の洋楽ミュージシャンの訳詞で知られる山本安見が手がけた。

神話やファンタジー世界を描くフレディ・マーキュリー、メッセージ性の高いブライアン・メイの詩。自身の体験や思い出をストレートに綴るロジャー・テイラーに、ラブソングを軸に自由闊達に書くジョン・ディーコン。メンバー各々の感性の違いが山本の鮮やかな和訳で浮き上がる。普段は耳から入っていたクイーンの音楽を「詩」を読み込むことによって、改めて彼らの魅力が堪能できる。また、クイーン研究家の石角隆行による各頁の欄外にあるミニ解説も読みどころのひとつ。その曲が書かれた背景、制作エピソード、詩の中に登場するキーワードの分析など、微に入り細をうがった丁寧な解説は、より深くクイーンの音楽に入り込む助けになる

もう1冊は1975年から1985年にかけて行われた計6回の来日公演を辿ったMOOK『クイーン ライヴ・ツアー・イン・ジャパン 1975-1985』。圧巻は膨大な写真の点数。コンサートの模様、リハーサル風景やオフショットまでミュージック ・ライフ誌のカメラマン長谷部宏らが撮影した430点もの写真が全320頁に掲載されている。しかも、今までに見たことのない写真も数多く含まれている。それらは本MOOKの出版にあたってシンコーミュージックの倉庫に眠っていたフィルムから、見つけ出された貴重なもの。

「The History Of QUEEN」コーナーでは、音楽ライターの西江健博が1969年のクイーンの前身バンド「スマイル」結成から、1985年のライブ・エイドまで、クイーンの歴史を6つの章に分けて執筆。特筆すべきは全公演毎のセット・リストを掲載している点。6回の来日公演での各日の演奏曲をほぼ網羅した貴重なデータだ。

「Tour Diary In Japan」コーナーでは、全6回の来日公演でクイーンのメンバーが日本で過ごした86日間の行動詳細を紹介。クイーン研究家の石角隆行が当時の雑誌、ファンクラブ会報や関係者の取材で収集した情報を元に構成。買い物好きのフレディが買った日本の美術品や工芸品に購入額、メンバー行きつけのディスコやクラブ名、オフで訪れた観光地など、クイーンのメンバーのプライベートの様子が窺える、こちらも貴重な資料だ。「クイーン・ライブ・ツアー・イン・ジャパン 1975-1985」はミュージック・ライフでクイーンを常にサポートしていたシンコーミュージックだからこそ出来た、クイーンの全来日を辿った渾身の記録。

『クイーン詩集 完全版』と『クイーン ライヴ・ツアー・イン・ジャパン 1975-1985』は2月14日にシンコーミュージックより発売される。また、1000部限定の豪華愛蔵版『クイーン詩集 完全版 PREMIUM EDITION』も通販とイベント会場での販売限定で発売される。

PHOTO:KOH HASEBE