イナズマロック フェス 2020、9/19にオンラインで開催決定

アーティスト

滋賀県本庁舎を訪問する西川貴教(中央)

滋賀ふるさと観光大使を務めるアーティスト 西川貴教は7月1日に滋賀県本庁舎を訪れ、三日月大造滋賀県知事ならびに橋川渉草津市長に、音楽イベント「イナズマロック フェス 2020」をオンラインで開催することを報告した。

「イナズマロック フェス」は西川が発起人となり、琵琶湖の水質保全と地域創生をテーマに掲げて毎年9月に草津市烏丸半島で開催している滋賀県下最大の大型野外ライブイベント。2009年にスタートし、今では滋賀県の夏の風物詩にもなっている。11年目を迎えた昨年は9月21日、22日の2日間開催、有料エリアの「雷神ステージ」と無料エリアの「風神ステージ」に合わせて50組以上のアーティストや芸人が出演し、9万5千人の観客を動員した。

今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため草津市烏丸半島での開催を見合わせ、ライブ配信サブスクリプションサービスのプラットフォーム「サブスクLIVE」を使ったオンライン配信に切り替え、9月19日に開催する。

オンラインでの「イナズマ」当日は、滋賀県内で行われる西川の生ライブをはじめ、日本各地のライブハウスで行われるアーティストの生ライブ、過去の「イナズマ」のライブ映像、これまでに出演したアーティストと西川によるZoomでのメモリアルトークも生配信。

また、滋賀県の名産品をオンラインで簡単に購入できるライブコマース、地元を盛り上げる音楽イベントを主催するアーティストと繋いでのクロストークなど、「地域創生」をテーマに掲げる「イナズマロック フェス」らしいコンテンツが多数用意される予定。

さらに、毎年「イナズマ」の開催に合わせて行われているチャリティーオークションも、バージョンアップして行う。アーティストが提供する激レア品が出品されるだけでなく、出品したアーティストに西川がZoomを介してインタビュー。売り上げは、琵琶湖の水質保全のために寄附される。

西川は、「刻々と変わる状況の中、イベントを開催するかギリギリまで悩みました。通常通りにはできないと分かっていましたので、イナズマロック フェスを中止することなく来年に繋げるための方法を試行錯誤し、今年はオンラインで開催させていただくことになりました。新型コロナウイルスの影響で、アーティストもお客様の前でパフォーマンスする機会が失われていますが、音楽を直接届けるライブ文化は絶やしたくない。そこで、全国のライブハウスでの活動を支援するプロジェクト『サブスクLIVE』を通じての配信を行います。ライブハウスを中継で繋ぐほか、僕と同じように地元が好きで地元のために尽力しているアーティストの取り組みを紹介させていただき、今後我々にどんなことができるのか一緒に考えていく機会にしたい。これをきっかけに、音楽業界に元気になってほしい。また、地元滋賀県の生産者のみなさんも、オンラインでバックアップしたい」と話した。

当日西川は、滋賀県内から配信を行う予定。詳細は未定だが、「この素晴らしい県庁舎もご紹介できれば」と、三日月県知事にリクエストした。そして「やはり、イナズマロック フェスの魅力は滋賀県に来ていただいてこそ伝わるものだと思いますので、来年は烏丸半島で開催したいと思います」と、早くも2021年の開催を発表した。

琵琶湖の水質保全と滋賀県の地域創生をテーマに掲げる「イナズマロック フェス」が、今年は地域創生の対象を全国に広げ、“地域×音楽”イベントを主催するアーティストや、地元を愛するアーティストと共に、日本と音楽の未来を見つめるオンラインミュージックサミットとして開催。「音楽の力で地域を元気に!! その輪を広げてニッポンを元気に!!」を合言葉に、新しい時代の音楽フェスを作っていく。

開催時間や出演アーティストなど、詳細は追って公式サイトで発表される。

また、次回「イナズマロック フェス 2021」は2021年9月18日、19日の2日間、滋賀県立琵琶湖博物館西隣、烏丸半島芝生広場で開催する予定で調整中。

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